2005年07月05日

Here Today

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)2分26秒 (2)2分28秒
収録アルバム:(1)Tug Of War (2)Back In The U.S., Back In The World
収録シングル:なし

1980年12月8日ニューヨーク・ダコタハウスの前で凶弾に倒れたジョン・レノンへの追悼歌。
「あまりにも身近なことだから、ジョンのことは歌にしないと思っていた。なのに、ふと気がついたらギターを持って曲を作っていた。」(ポール)
「曲を作ろうと思って座っていると、最初のコードを思いついて、何か書いたような気分になった。その時ちょうど、ジョンのことなどを考えていたんだ。頭の中にそのようなことがあった。ジョンの死のすぐ後くらいだった。ジョンについて何かしたいような気になったけど、感傷的な歌詞はよくないって思ったんだ。だって、ジョンだったら、雲の上から見て嘲笑するだろうから。だから、ジョンがもしここに今日いるなら、ジョンは他人のコメントに対して何て言うだろうと考えながら、歌詞を書き留めることにした。"ジョンはこんな奴だった""ジョンはあんな奴だった"という歌詞だったら、ジョンは僕を軽蔑するだろうと思ってね。この歌はそういうことなんだ。」(ポール)
「歌詞に'The night we cried'ってあるけど、あれは僕らがジャクソンビルから南方向へ移動している時の夜なんだ。ジョンと僕は、遅くまで起きていて、酒を飲んで語り合ったよ。それでお互いの性格が深く分かった。ビートルズでいるときはそういう時間もあまりなかったけど。そして、僕らは涙で終わった。それだけ僕らは親密だったという思い出があるよ。だから僕らはお互いのことが好きだったんだ。」(ポール)
「確かに、僕はジョンのために特別な曲を書いた。でも僕はそれが誰かに置き換えられるということがあってもいいと思う。それは誰か他の人のことであるということはあり得るからね。ただ、僕にとってはジョンなんだ。」(ポール)
「ジョンがが死んで、あんな終わり方とどうやって折り合いをつけたらいいのか、悩んでいた。ジョンは'How Do You Sleep?'を書いたりとか、ああいうことをして僕へのあてつけをよくしていたけど、 あの手のことに僕は何の返事もしなかった。でもね、ジョンがなくなる前に、僕たちはお互いの意見の相違は水に流していて、よく電話でも楽しく話したりしていたんだ。それで'Here Today'で僕の気持ちもジョンに向けて歌ってみることにしたんだ。"君が今ここにいたら、きっとまた、あれやこれはインチキだとか、そんな事を言うんだろう。でも、僕たちふたりはほんとうはそうじゃないってわかっている"ってね。」(ポール)
「人生には言おうとしていることが中々言えないことってよくあるよね。ほら、時々ね。言う勇気がなかったり、タイミングが悪かったりしてさ。それを言えないまま相手が亡くなってしまうと、とても悲しいと思うんだ。みんなだって"ああ、言っておけばよかったな"とか"僕の気持ちを伝えておきたかったな"と思うことがあるだろ。いつも後になって後悔するだけでね。この曲は、ジョンが亡くなった時に僕が書いた曲で、彼と僕との会話を想像しながら歌詞を作っていった。」(ポール)
この曲のアレンジは、ビートルズの「Yesterday」と同様の弦楽四重奏をバックにアコースティックギターで弾き語るというスタイルを取った。
「最初、弦楽四重奏を伴奏にするのは馬鹿げていると思ったんだ。だって、ビートルズの有名なレコード'Yesterday'でこのスタイルを採用しているだろ。でも敢えて僕はジョージ・マーティンに言った。弦楽四重奏をバックにしようと。それがダメだって分かるまで、拒絶する理由なんてないだろうって。」(ポール)
この曲には、3種類のプロモーション・ビデオが作成された。2つはリンダ・マッカートニーが撮影したジョンとポールの写真、あと1つはこの曲のレコーディングが行われたロンドンのAIRスタジオで、ポールがこの曲を演奏する姿を収めたビデオだ。
2002-3年のワールド・ツアーで、初めてこの曲を人前で演奏した。ギターの弾き語りで披露したが、このツアーではジョン・レノンの追悼歌の他に、ジョージ・ハリスンの追悼として「Something」を演奏している。公演によっては、ポールが感極まって、涙を流しながら演奏していることがある。
公式アルバム以外のライブ音源は、以下のブートで聴くことができる。

(3)2002年4月24日ワシントン公演
 Driving Macca! (Label Unknown)
(4)2002年5月15日タンパ公演
 Live In Tampa Florida 2002 (Night Hawk)
(5)2003年5月24日モスクワ公演
 The Complete Russia Concert (DVD 2) (Macca Fan Records -- MFR 2003)

(1)
演奏:
 Paul McCartney: Acoustic guitar, Vocals
 Jack Rothstein: Violin
 Bernard Rartridge: Violin
 Ian Jewel: Viola
 Keith Harvey: Cello
録音スタジオ:AIR Studios, London
録音日:circa 1981.8-1982.3
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

(2)
演奏:
 Paul McCartney: Vocal, Acoustic Guitar
録音スタジオ:live from Tronto
録音日:2002.4.13
プロデューサー:David Kahne
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:2003.3.17
アメリカ発売日:2002.11.26
日本発売日:2002.11.13

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歌詞・コード
Em/C#       7/C
And if I say I really knew you well
  G           G Em
What would your answer be.

If you were here today.

Eb F Cm G D7 G
Ooh- ooh- ooh- here to - day.

Em/C#        F7/C#
Well knowing you,
G                      G     Em
You'd probably laugh and say that we were worlds apart.

If you were here today.
Eb F Cm G D7 G
Ooh- ooh- ooh- here to - day.

C
But as for me,
F                C
I still remember how it was before.
F                       C Am Em
And I am holding back the tears no more.

Am Em FMaj7 D7
Ooh- ooh- ooh- I love you, ooh

G
What about the time we met,
Cdim                                Em
Well I suppose that you could say that we were playing hard to get
Em
Didn't understand a thing.
          Am D7
But we could always sing.
Em
What about the night we cried,
Cdim                           Em
Because there wasn't any reason left to keep it all inside.
Em
Never understood a word.
             Am D7        Em
But you were always there with a smile.

Em/C#             F7/C
And if I say I really loved you
         G           G Em
And was glad you came along.

If you were here today.
Eb  F  Cm             G D7 G
Ooh- ooh- ooh- For you were in my song.
Eb  F   Cm   G  D7  G
Ooh- ooh- ooh- Here to - day.

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2005年04月20日

Get It

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:2分28秒
収録アルバム:Tug Of War
収録シングル:Tug Of War

アルバム『Tug Of War』で実現した2つ目のデュエット、それが、「Ebony And Ivory」のスティービー・ワンダーとのデュエットに続く、ポールの永遠のロカビリー・アイドル、カール・パーキンスとのデュエットであった。
ビートルズのメンバーが、彼らが崇拝する偉大なロックンロールのヒーローとデュエットしたのは、ジョン・レノンが1972年のテレビ番組『Mike Douglas Show』でチャック・ベリーとデュエットしたのに続くもの。ポールはこの曲でカール・パーキンスとデュエットできたが、この後、ジョージ・ハリスンが、1985年のカール・パーキンスのデビュー30周年を祝う番組『Blue Suede Shoes』へ出演したことをきっかけに、カール・パーキンスと交流を深めていく。
カール・パーキンスはこの曲のレコーディングのために、1981年2月21日にモンセラット島に到着した。レコーディングの前に、ウォーミングアップとして、カールとポールは、「Honey Don't」「Boppin' The Blues」「Lend Me Your Comb」「Red Sails In The Sunset」「Cut Across Shorty」「When The Saints Go Marching In」「Please Please Me」「Love Me Do」などをセッションしたという。
この曲の終わりに聞こえるカールの笑い声は、この曲の仕上がりに満足した証拠として挿入されたものであるが、実際は、ポールが米南部の言い回し"shittin' in high cotton"の意味を勘違いしていたことに、カールが大笑いした声とのこと。
1993年4月27日メンフィス公演の楽屋で、ポールとカールの共演が再度実現し、この曲も約12年ぶりに演奏された。その時の様子は、公式ビデオ『My Old Friend』『Go Cat Go!』で確認できる。
この曲に感銘を受けたカールは、「My Old Friend」を書き上げ、同じくアルバム『Tug Of War』のセッションで録音され、この曲でもポールとのデュエットが実現したことになった。
なおカール・パーキンスは、この曲を、米南部のテレビ番組『Hee Haw』に出演した際に、この曲を演奏したことがある。

演奏:
 Paul McCartney: Acoustic Guitar, Percussion, Vocals, Synthesiisers, Bass
 Carl Perkins: Electric guitar, Vocal
録音スタジオ:AIR Studios, Montserrat, West Indies
録音日:1981.2.21
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

歌詞・コード
         B7
You've got to get it mm mm
You've got to get it don't forget
      E
It doesn't come around again
      B7
You've got to get it mm mm
                       E
You've got to get it and you've got to get it good

A7
Once I had a little Spanish guitar
E7
The neighbours told me I could go pretty far
A7         E7
Well I came and I went
B7         E7
And my guitar got bent
A7
But I discovered that the people who love
E7
Are what we need if we're to get up above it all
A7        E7
And that's that
B7         E7
Unless the world is flat

You've got to get it mm mm
You've got to get it don't forget
It doesn't come around again
You've got to get it mm mm
You've got to get it and you've got to get it good

Pardon me if I've been misunderstood
I wanna get it while the going is good
The telephone rang
About a song I sang
The life of Cadillac and ultra for sure
Is automatic for the Lady Demure
She came and she went
Without a single dent

Come on, let's get it mm mm
You've got to get it don't forget
It doesn't come around again
You've got to get it mm mm
You've got to get it and you've got to get it good

Come on, let's get it mm mm
You've got to get it don't forget
It doesn't come around again
You've got to get it mm mm
You've got to get it and you've got to get it good

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2005年03月16日

Ebony And Ivory

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)3分42秒 (2)3分41秒 (3)4分1秒
収録アルバム:(1)Tug Of War, All The Best, Greatest (Japan only), Together Endless & Sweet Memories (Japan only), George Martin Box, Mellenium Max(Japan only), 80's Alive 2(Japan only), The Best Of Stevie Wonder (3)Tripping The Live Fantastic!!
収録シングル:(1)Ebony And Ivory, (2)Ebony And Ivory (12")

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黒人と白人の間の人種問題をピアノの黒鍵盤と白鍵盤に例えて歌うというメッセージ・ソング。スティービー・ワンダーとのデュエットとして、アルバム『Tug Of War』からの第1段シングルとして発売され、全米・全英1位という大ヒットを記録し、世界中のチャートでも1位を記録し大ヒットした。ポール・マッカートニーの80年代の代表曲であり、80年代ポップスの代表曲でもある。よって、種々のオムニバス・アルバムに収録されている。
「この曲はスパイク・ミリガンのアイデアをもらったよ。どこかで彼の本を読んだんだけど、キーボードには白鍵盤と黒鍵盤が必要で、2つでハーモニーが奏でられるというもの。これはいい類比だと思ったよ。」(ポール)
1980年夏にデモを作成し、10月にウィングスのメンバーとこの曲をリハーサルしたが、曲の最初の部分とサビの部分しか完成していなかった。「2番も同じようなアイデアで歌詞を書くことがいいと思ったんだ。ピアノの類比を用いること以上に飛び抜けた歌詞は掛けなかった。」(ポール) そして、10月のリハーサルが終わる頃に曲のアレンジがほぼ完成したので、12月にロンドンのAIRスタジオにて、ジョージ・マーティンとデモ・レコーディングを行った。
「黒人のミュージシャンとこの曲をレコーディングするのがいいなあと思った。それが歌詞の内容にぴったり合うし、困難を乗り越えようとする感情にぴったりだしね。適当なミュージシャンとして、スティービー・ワンダーが浮かんだ。スティービーに直接電話したら、すぐにいい返事がもらえたよ。」(ポール)
1981年2月1日に、ポール、リンダ、デニー・レインの3人がモンセラット島にあるジョージ・マーティン所有のAIRスタジオに向かい、2月25日にスティービー・ワンダーがモンセラット島に到着し、翌日からレコーディングを開始した。レコーディングの方法としては、まずポールとスティービーが軽くジャム・セッションを行い、スティービーが思いついたソロ・フレーズに、ポールがボコーダーやシンセサイザーを被せていった。
この曲は、ポールの曲の中でも最もレコーディングに掛けた時間が多い曲の1つである。
「"Ebony And Ivoryなんかはかなり長い期間をかけた曲だよ。まずスティービー・ワンダーとモンセラット島で書き始めて、それからスティービー抜きで、何度かのセッションを繰り返したんだけど、ドーキングにあるストロベリー・スタジオ・サウスでもセッションをやったんだ。レコーディングの仕上げにはかなり時間をかけたけど、それだけやっておいてよかったと思うよ。いい曲だってこともあるけど、イギリスではスティービー初のナンバーワン・シングルになったからね」(ポール)
「スティービー・ワンダーと"Ebony And Ivory"をやった時、この曲は人種間の調和を語る上で完璧なアイデアだと思ったんだけど、幼稚だっていう人もいたんだ。でも、素晴らしいと思うだろ? 黒人と白人の間にはいろいろな問題がまだあるっていうのがポイントなんだ。それは否定できないよ。何かいいことを歌うことによって、やりたかっただけなんだよ。」(ポール 1986年1月)
12インチシングルには、ポールのみがボーカルを取るソロ・バージョンも収録された。プロモーション・ビデオも、スティービー・ワンダーとポールのデュエット・バージョン、ポールのソロ・バージョンの2種類が制作された。
デュエット・バージョンは「Coming Up」のプロモビデオの監督を行ったキース・マクミラン監督のもと撮影された。ポールとスティービーのスケジュールが合わず、ポールのパートはロンドンで、スティービーのパートはロサンゼルスで撮影された。
「プロモーション・ビデオは、スティービーとは一緒に撮影できなかったんだけど、途中で2人が目を合わすシーンがあるんだ。最初は僕がスティービーにウィンクして合図するってことだったんだけど、スティービーがそれはおかしいって言ったんだ。だって、彼は目が見えないだろ? そんなことで、スティービーから合図して、僕がウィンクを返すってことにしたんだ。」(ポール)
「Coming Up」で用いたようないろいろな楽器を演奏するポールが一画面上に出てくるのが面白い。
ソロ・バージョンのプロモーション・ビデオは、バリー・マイヤーズ監督のもと、1982年2月11日に撮影された。刑務所で服役中の黒人が陽気にこの曲を歌っている姿とピアノを弾く姿を交互に演出させるものである。このプロモーション・ビデオ撮影日にポールはインタビューに答え、初めてジョンの死について、インタビューに答えている。
1989年のゲットバックツアーでこの曲が取り上げられ、バンドメンバーのヘイミッシュ・スチュアートとデュエットを行っていたが、1989年11月27日のロサンゼルス公演では、観客にいたスティービー・ワンダーが飛び入りで参加し、ライブでのデュエット再現となった。
この曲のデモ・バージョン、およびリハーサル音源は、以下のブートで聴くことができる。

(4)1980年8月デモ
 Rude Studio Demos (Columbus Records -- CD 080)
 Studio Tracks Vol. 1 (Chapter One -- CO 25132)
 Tug Of War Demos (Red Square -- RS 03)
 War And Peace (Instant Analysis -- R&G 1020)
 Give Us A Chord Paul (Angry Dog -- AD 9901)
(5)1980年10月ウィングスのリハーサル
 When It Rains, It Pours (Disk 2) (Vigotone -- vigo162)
(6)1981年2月スティービー・ワンダーとのジャム・セッション
 Oobu Joobu Part 1 & 2 (Disk 2) (Yellow Cat Records -- YC 046)
 Oobu Joobu Radio Chronicles Part One (Unknown -- PMCD0P1)
(7)1990年1月23日ロンドン公演
 Welcome To Wombley - CD 1 (Voxx -- VOXX 0003-01)

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(1)(2)
演奏:
 Paul McCartney: Bass, Guitar, Synthesiser, Vocals, Vocoder, Percussion, Piano, Backing vocal
 Stevie Wonder: Electtic Piano, Synthesisers, Vocals, Drums, Percussion, Backing vocal
録音スタジオ:AIR Studios, Montserrat, West Indies
録音日:1981.2.27-3
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

(3)
演奏:
 Paul McCartney: Bass, Vocal
 Linda McCartney: Keyboards, Vocal
 Paul "Wix" Wickens: Keyboards, Backing Vocal
 Chris Whitten: Drums
 Robbie Mclntosh: Electric Guitar, Backing Vocal
 Hamish Stuart: Vocal, Electric Guitar
録音スタジオ:live from Rotterdam
録音日:1989.11.8
プロデューサー:Paul McCartney, Bob Clearmountain & Peter Henderson
エンジニア:Bob Clearmountain
イギリス発売日:1990.11.5
アメリカ発売日:1990.11.6
日本発売日:1990.11.5

歌詞・コード
E F#m7
Ebony and ivory
E F#m
Live together in perfect harmony
E F#m7 B/F#
Side by side on my piano key---board
A/B B B/E E C#m/B B G#m/B A/B F#m/B
Oh lord, why don't we

E C#m B A E
We all know that people are the same wherever you go
B
There is good and bad in everyone
D6 Do C#7 F#m
We learn to live, we learn to give each other
A E
What we need to survive, together alive

Ebony and ivory
Live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard
Oh lord, why don't we

C#sus4 C# F# G#7sus4 C#

F# G#7sus4 C#
Ebony, ivory, living in perfect harmony
F# A/B
Ebony, ivory ooh

We all know that people are the same wherever you go
There is good and bad in everyone
We learn to live, we learn to give each other
What we need to survive, together alive

Ebony and ivory
Live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard
A/B B B/E E C#sus4 C#
Oh lord, why don't we
F#m7 B
Side by side on my piano keyboard
A/B B B/E E F#m7 E F#m7
Oh lord, why don't we

E F#m7 B

E F#m7 B
Ebony, ivory, living in perfect harmony
Ebony, ivory, living in perfect harmony
Ebony, ivory, living in perfect harmony
Ebony, ivory, living in perfect harmony

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2005年03月12日

Dress Me Up As A Robber

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:2分41秒
収録アルバム:Tug Of War
収録シングル:Take It Away (12")

ポールにしては珍しいフージョン風の曲。ファルセットのボーカルや挑発的な歌詞もポールにとっては珍しい。
「君は僕に対してしたいことは何だってできるさ。好きなように僕に命令することもできる。しかし僕は僕であるだけだ。君は僕を水平の格好にすることもできるし、泥棒にだって、戦士にだってできる。でもそんなこと関係ない。僕は僕なのさ。こんな歌だ。」(ポール)
この曲は1977年に作られ、1980年夏にデモ・テープが作られたが、当初はイントロのギターリフがなく、歌詞も完成しなかったため、プロデューサーのジョージ・マーティンが気に入らず、ポールに曲を完成させるようにアドバイスした。そこでポールはさらに手を加えて曲を完成させ、レコーディングにこぎつけた。レコーディングはモンセラット島のジョージ・マーティンのスタジオで1981年2月3日に行われ、デイブ・マタックスがドラム、デニー・レインがシンセサイザーとギター、ジョージ・マーティンがピアノを担当した。
シングル「Take It Away」の12インチ盤のB面に収録されたバージョンは、イントロがアルバムの前曲「Be What You See (Link)」とかぶっていない。
1980年夏に制作したデモ・テープは2バージョン存在し、以下のブートで聴くことができる。

 Rude Studio Demos (Columbus Records -- CD 080)
 Tug Of War Demos (Red Square -- RS 03)
 War And Peace (Instant Analysis -- R&G 1020)
 Give Us A Chord Paul (Angry Dog -- AD 9901)
 Studio Tracks Vol. 4 (Chapter One -- CO25147)

演奏:
 Paul McCartney: Guitars, Vocal, Bass
 Dave Mattacks: Drums, Percussion
 Denny Laine: Synthesiser, Electric guitar
 George Martin: Electric piano
 Linda McCartney: Backing vocal
録音スタジオ:AIR Studios, Montserrat, West Indies
録音日:1981.2.3
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

歌詞
Well You Can Dress Me Up As A Robber
But I Won't Be In Disguise
Only Love Is A Robber
And He Lives Within Your Eyes
Ooh, Ooh Eee Ooh

You Can Dress Me Up As A Sailor
But I'll Never Run To Sea
As Long As Your Love Is Available To Me
What Do I Do With A Sea Of Blue?
Ooh, Eee Ooh

Dressing Me Up
It Doesn't Make A Difference
What You Want To Do
Whichever Way You Look At It
I'm Still In Love With You
If We Go On Forever
I May Never Make A Change

Dressing Me Up
And If I Don't Convince You
You Needn't Look Too Far
To See That I'm Not Lying
'Cos I Love You The Way You Are
And What's The Point Of Changing
When I'm Happy As I Am?

Well You Can Dress Me Up As A Soldier
But I Wouldn't Know What For
I Was The One That Told You He Loved You
Don't Wanna Go To Another War
No, No, No

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2004年12月21日

Be What You See (Link)

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:33秒
収録アルバム:Tug Of War
収録シングル:なし

曲間を繋ぐリンクの役割を果たす曲として、アルバム『Tug Of War』の「Get It」と「Dress Me Up As A Robber」の間に登場。ポールのボーカルはボコーダー(シンセサイザーの一種)を通して録音されている。 
アルバム『Wild Life』でも、同じように繋ぎの役割である曲が登場している。

演奏:
 Paul McCartney: Guitar, Vocoder
録音スタジオ:AIR Studios, London
録音日:1981.4-1982.3
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

歌詞・コード
Em7      Am Em7
Ooh ooh ooh
                   Am
The one you wanted to be is now the one you see
Em7                   Am
Ooh the one you wanted to be is now the one you see

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2004年12月18日

Ballroom Dancing

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)4分07秒 (2)4分50秒
収録アルバム:(1)Tug Of War (2)Give My Regards To Broad Street
収録シングル:なし

1960年風のブギウギ調ロックン・ロール・ナンバー。1950年代イギリスで放送されたボール・ルームでのダンスのコンテスト番組『Come Dancing』にインスパイアされた曲。
「曲を作るのにきっかけとなるのは、いつも子供の時の思い出さ。ダンス・ホールやボール・ルームに通ったティーンエイジャーの時の思い出。ダンス・ホールなどは今はディスコって言われているけど。そこに行く目的は女の子を見つけることだった。」(ポール)
「チャイナ・カップに乗ってナイル川を下っていく。そんな幼い頃に見た夢の想い出を歌にしたのがこの曲だ。別に『僕がロメルで君がカウボーイのトム・ミックスだ』なんて言って遊んでいた想い出だってよかったんだ。ただ『チャイナ』や『ナイル』っていう言葉の響きにはすごく夢がある。 子供たちにとっては『アレキサンドリア』、『カイロ』、『シンガポール』なんかと同じように神秘的な世界なんだ。第1節は本当に幼い頃の遊びを歌った。第2節になると子供は少し成長して、『空飛ぶじゅたん』や『ディビー・クロケットの帽子』なんかで遊び始めるんだ。でも『僕たちは猫や犬のように喧嘩したものだ』なんてふうに、子供の頃のすべてが愉快で素晴らしいだけの夏の日々ではなかったということも言いたかった。 この歌は僕の幼い頃の想い出なんだ。そしてそんな子供が大きくなっていく、そんな事を歌った歌なんだ。今で言えばディスコみたいなもんだね」(ポール)
。「ジョージは近いところにすんでいたから、ダンス・パーティの行われる学校まで、一緒にバスに乗っていったのを覚えているよ。僕はいつもカップルが出来るところをみてた。マッカートニーの夫妻みたいにさ。ジョージの親父さんとお袋さんがそうだったんだよ。ジョージの親父さんは、フィンチ・レーンのバス停留所で働いていたんだが、この二人が主役だったんだ。音楽が始まると、みんながダンスできるって合図なんだ。僕は祈ったものさ『神よ、勇気をお与えください』ってね」 (ポール)
この曲は1980年夏にデモ・テープが制作され、ウィングスでのリハーサルを経た後、ロンドンのAIRスタジオで1980年12月7日にベーシック・トラックが録音された。翌年の3月17日に、デニー・レインとエリック・スチュアートのギター、ジャック・ブライマーのクラリネットを加えたバージョンがアルバムに採用された。
当初はアルバム『Tug Of War』からの第3弾シングルとして発売される予定であったが、結局はアルバム・タイトル曲「Tug Of War」が第3弾シングルとして発売された。
また、1984年に公開された映画『Give My Rigards To Broad Street(ヤァ!ブロードストリート)』のサントラ盤のためにこの曲を、ドラムにリンゴ・スター、ギターにデイブ・エドモンズ、ベースにレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズを迎えて再録音した。
映画の中盤で、1950年のロックンローラーに扮したポールがこの曲を演奏するシーンを見ることができる。映画での演奏は、サントラ盤に収録されているトラックとミックスや編集が大幅に異なる。
この映画サントラからの第2弾シングルとして、1985年1月21日に発売される計画があったが、結局ボツになっている。
ブートでは、以下のデモ・バージョン、リハーサル・バージョンを聴くことができる。

(3)1980年夏のデモ
Paul McCartney: Rude Studio Demos (Columbus Records -- CD 080)
Paul McCartney: Studio Tracks Vol. 4 (Chapter One -- CO25147)
Paul McCartney: We'd Go On For Hours (No Label Records -- nlr 9902)
Tug Of War Demos (Red Square -- RS 03)
War And Peace (Instant Analysis -- R&G 1020)
Give Us A Chord Paul (Angry Dog -- AD 9901)

(4)1980.9.30 ウィングスのリハーサル
When It Rains, It Pours (Disk 1) (Vigotone -- vigo161)
Ballroom Dancing (Orange -- Orange 021)
The Alternate Wingspan - Disc 1 (No Label)

(1)
演奏:
 Paul McCartney: Piano, Drums, Electric guitar, Percussion, Vocal, Backing vocal
 Denny Laine: Electric guitar
 Jack Brymer: Clarinet gliss
 Linda McCartney: Backing vocal
 Eric Stewart: Backing vocal
 Peter Marshall: Narration
録音スタジオ:AIR Studios, London
録音日:1980.12.7, 1981.3.17
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick
イギリス発売日:1982.4.26
アメリカ発売日:1982.4.26
日本発売日:1982.5.10

(2)
演奏:
 Paul McCartney: Piano, Vocal
 Ringo Starr: Drums
 John Paul Jones: Bass
 Dave Edmunds: Guitar
 Chris Spedding: Guitar
 Linda McCartney: Piano, Vocal
 Jack Barclay: Horns
 Alan Donney: Horns
 Henry Mackenzie: Horns
 Dougie Robinson: Horns
 Tommy Whittle: Horns
 Ray Swinfields; Horns
 David Wills: Horns
録音スタジオ:AIR Studios, Abbey Road Studios and CTS Studios, London
録音日:1982.12-1984.7
プロデューサー:George Martin
エンジニア:Geoff Emerick, Jon Jacobs, Jon Kelly, Stuart Breed
イギリス発売日:1984.10.22
アメリカ発売日:1984.10.22
日本発売日:1984.10.22

歌詞・コード
   B
Well I used to smile when I was a pup
Sailing down the Nile in a china cup
     E
With the recipe for a lovely day
     B
Sticking out of my back pocket
    E
But it wasn't always such a pretty sight
             G#m
'Cos we used to fight like cats and dogs
     E          B
Till we made it up in the ballroom

[NC]       E
Ballroom dancing, made a man of me
B
One, two, three, four
E          B
I just plain adore your ballroom dancing
E
Seen it on TV
B                  E
I got what I got from ballroom dancing
A   B
Big B.D.

Well I used to fly when I was a kid
And I didn't cry if it hurt a bit
On a carpet ride to a foreign land
At the time of Davy Crockett
But it wasn't always such a pretty sight
'Cos we used to fight like cats and dogs
Till we made it up in the ballroom

Ballroom dancing, made a man of me
One, two, three, four
I just plain adore your ballroom dancing
Seen it on TV
I got quite a lot from ballroom dancing
Big B.D.

INTERLUDE: B E B E B E B C7 D7 B

A B [NC] C#m B [NC] A B [NC] Bm7 Em7 B

Well it went so fast and we all grew up
Now the days that passed in the china cup
Are the memories of another day
And I wouldn't want to knock it
But it wasn't always such a pretty sight
'Cos we used to fight like cats and dogs
Till we made it up in the ballroom

Ballroom dancing, made a man of me
One, two, three, four
I just plain adore your ballroom dancing
Seen it on TV
I got quite a lot from ballroom dancing
Big B.D.

C7 D7 B
Oh oh oh

試聴

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投稿者 jash : 22:24 | コメント (4) | トラックバック