ポール・マッカートニー ニューアルバム情報 by

 2005/11/03 更新  

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from 2005/8/31 

ファン待望の4年ぶり、ソロ20枚目のオリジナル・アルバム 『Chaos And Creation In The Backyard』 が9月に発売されます。ニューアルバムからのシングル「Fine Line」も8月に発売された。

 

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「プロデューサーというよりも、バンドと一緒に作業しているような感じだったよ……ジョンやジョージの期待に沿うのはすごく難しいことなんだ。ザ・ビートルズには作品を制作する上で4つの投票権があったからね。だから、もしジョンと僕の提案をリンゴが気に入らなければ、彼は投票によってその提案を排除することになる。それってすごく民主的だと思うよ。同じように、ナイジェルもこの投票制を用いたんだ。」(2005年7月、ポール・マッカートニー)
「ほんとに頭にきたよ。“僕の曲が好きじゃないって? どうして、そんなことが言えるんだ。何様だ?”って思ったね。スタジオにいて、僕はいいムードだったんだ。レコーディング終えたばかりの曲を聴きながら、どうやってベースを入れようかなって考えてた。それなのにナイジェルは“この間プレイした曲だけど、全然、良くない。ゴミだな”って言うんだからね。“ああ、そう?”って応えたけど、頭の中では“どうしよう、殴ってやるか、それとも解雇してやろうか? 出て行けって言ってやろうか?”って考えたよ。でも、彼の探しているものがわかった。よかったよ。最高のバンド・メイトと仕事をしてるようだった。ジョン(・レノン)のときと似てた。」(2005年10月、ポール・マッカートニー)
「僕がやってきた仕事の中で、最もグレートなものの1つになると思うよ。アルバムの曲はすぐにはヒットしないと思うけど、それは、一過性のアルバムでないってことだと思っている。長い間聴かれるようなアルバムになると思うんだ。」(2005年8月、ポール・マッカートニー)
「リンダのことを歌に取り上げていることは頭の中になかった。リンダが亡くなってから、僕が言ったことはすべて彼女に結び付けられたけど、僕の曲のほとんどは何か特別なことを取り上げてるわけじゃない。」(2005年8月、ポール・マッカートニー)
「売りたくなくてレコードを作る人なんて知らないよ。セールスって言うとちょっと汚らわしいイメージがあるので、お金のことは抜きにして考えると、みんなにアルバムを持って欲しいってことなんだ。そうでなければ、音楽をやっていなくて、単に大道芸をやっていることになるよ。レコードを作るのは、エジンバラの人、クリーブランドの人、メルボルンの人、みんなに聴いて欲しいからだ。聴いた人がどんな感想を持つか聞いてみたいんだ。商業的なことは頭にあると思うよ。ホントに売れて欲しい。僕はいつもそうだから。」(2005年8月、ポール・マッカートニー)

日本盤(DVD付き限定版)購入はこちらをクリック!

収録曲とレビュー
track Title Time     歌詞
1 Fine Line 3:05 アルバムからの第1弾シングル。アップテンポのピアノを基調とした曲で、"C'mon brother... all is forgiven..."という歌詞が含まれる。
公式サイトからは、プロモーションビデオ(スタジオライブ)を見ることができる。こちら(Windows Media Player)とこちら(Real Player)からも見られる。


「曲の出だしはこうなんだ。'There's a fine line between recklessness and courage.' ただ人が前に歩いているのを見ると、ただ歩いているだけで、ただ単に愚かだとか無謀だとか思うだろうけど、歩いている人は歩く行為が勇敢なことだと思っている。だから、そういった考えが僕を奮い立たせるし、無謀と思うか勇敢だと思うか、そのどちらかの考えを選んでいかなければ行動できないんだ。歌詞はそういう意味に基づいている。
そしてピアノに座って、曲を作り始めた。'Fine line, it's a fine line'というシンプルなフレーズを元に作っていった。
ロサンゼルスのスタジオで、その小さなリフをもとにレコーディングに取りかかった。レコーディングで'Fine line'のところのベースで少し間違えたんだけど、プロデューサーのナイジェルが『いいじゃないか』」って言ってくれた。
ナイジェルには『本当に間違ったんだ』って言ったけど、ナイジェルは『いやいや、調べてみるよ。』と言って、録音を聴いたんだ。
そしたら、僕が弾きたかったF#ではなく、Fを弾いていたんだけど、ちょっと面白い感じになって、OKってなったんだ。
オリジナリティーのある拍子で、それに歌詞やメロディーを並べていった。」(ポール)
ビデオ 歌詞
2 How Kind Of You 4:47 素晴らしいコードとインスト部分が用いられたスローな曲。エンディングはレイディオ・ヘッドのよう。
「僕が長いことやっていたことだけど、最近気付き始めたことがあるんだ。誰かの話しているときに、どんなフレーズを使うかということに注目していたら、年配のハイカラなイギリス人の友達なんかは、'That's very nice of you.''Thanks a lot.'というよりも、'How kind of you.'って言うんだ。この'How kind of you.'をフレーズにして初めたのがこの曲のアイデアだ。'Thanks very much for thinking of me when I wasn't feeling too good.'とは言わずに、'How kind of you to think of me when I was out of sorts.'って言うんだ。こういった上品な言葉が好きなだけなんだけどね。だから、誰かが手紙に'How kind of you to think of me.'を書いているという視点から曲を作ったんだ。'and so and so, and so and so.'っていうフレーズがあるけど、特に何かを意味しているというのではなくて、言葉で遊んで、それに曲を付けて、ちょっとロックンロールやポップな感じにしているだけなんだ。この曲は、スタジオでレコーディングしながら曲を展開させていったんだ。でも、曲の始め'How kind of you to think of me, when I was out of sorts.'がどのキーか覚えてないな。」(ポール)
  歌詞
3 Jenny Wren 3:47 アコースティック曲で、いかにもポールらしい。ソロ部分は日本的。   歌詞
4 At The Mercy 2:38 ストリングスの起用と、デミニッシュ・コードの起用が素晴らしい。10ccのようなコード進行もある。"at the mercy of a busy day, we can think of nothing more to say."という歌詞がある。    
5 Friends To Go 2:43 ピアノ曲。曲の始めの部分は、音作りに濃淡がある。"ll be waiting on the other side for your friends to go."という歌詞が含まれる。
「この曲は、苦労することもなく自然に筆が進んだ。書いているのはジョージだという気がした。自分がジョージになって、彼の曲を書いているような感じだった。しかし、歌詞の意味が今でもよくわからない。」
ビデオ 歌詞
6 English Tea 2:12 弦楽四重奏から曲が始まる。ビートルズのアルバム『Revolver』に収められているような感じ。"miles and miles of english garden... lines of hollyhocks and roses", "every Sunday morning."という歌詞が含まれる。 ビデオ 歌詞
7 Too Much Rain 3:24 アコースティックギターとピアノを重ねた音作り。セブンス・コードを用いたタイトル「Too Much Rain」のリフレインが印象的。   歌詞
8 A Certain Softness 2:42 ラテン調の曲で、ポールっぽくない。ピアノとギターのリズムが面白い。   歌詞
9 Riding To Vanity Fair 5:07 ポールの妻ヘザーが「VANITY FAIR」に対して行ったインタビューの内容に関して、ポールがヘザーに対する怒りを露わにした曲。"you put me down", "now that you don't need my help, I'll take the time to think about myself."という歌詞が含まれる。   歌詞
10 Follow Me 2:31 2004年のツアー「04 Summer」の最終日、2004年6月26日のグラストンベリー・フェスティバルに出演した時に演奏した曲。ライブ演奏した雰囲気にほぼ近い。 ビデオ 歌詞
11 Promise To You Girl 3:10 アルバム『Flaming Pie』の雰囲気に近い、鮮明な曲。10ccのようなコーラスが含まれる。   歌詞
12 This Never Happened Before 3:26 ポールらしいメロディアスなバラードで、ドラム・マシーンが後方でなっている。映画のテーマ曲に合うような感じ。"I'm very sure this never happened before."という歌詞が含まれる。   歌詞
13 Anyway 3:50 すっと流れるようなメロディー。曲が終わった後、30秒程度の空白があるが、その後シークレット・トラックが現れる。   歌詞
bonus I've Only Got Two Hands 3:00 ポールのピアノ・プレイが素晴らしいインストゥルメンタル・ナンバー。1:00頃にテンポとメロディーが完全に変化し、エンディングは再び「Strawberry Fields Forever」のように変化する。    
bonus She is So Beautiful   日本盤のみのボーナス・トラック。    
発売フォーマット 【アルバム】
フォーマット 日本盤 US盤 UK盤
アルバム
(通常盤)

9月7日発売(日本先行発売)
 フォーマット:セキュアCD
 ASIN:B000A7TFEU

9月13日発売
 フォーマット:CD
 ASIN:B000AL730O

9月12日発売
 フォーマット:CCCD
 ASIN:B000AANVZG

アルバム
(DVD付き限定盤)

9月22日発売
 フォーマット:セキュアCD
 ASIN:B000A7TFF4

9月13日発売
 フォーマット:CD
 ASIN:B000AL730Y

9月12日発売
 フォーマット:CCCD
 ASIN:B000APR53A

アルバム
(LP盤)
(未定) (未定) 10月3日発売
 フォーマット:LP Record
 ASIN:?

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ボーナスDVD

フォーマット NTSC(日本盤、US盤)
PAL(UK盤)
リージョン フリー
オーディオ 60分
 - LPCM Stereo (50分)
 - DTS 5.1 Surround Sound, Dolby Digital 5.1 Surround Sound (5分、'Fine Line'のみ)

メニュー

'How Kind of You'のアニメーション(5分)
'Fine Line' - オプションメニュー
サブタイトル - なし

内容

合計50分
 - ドキュメンタリー 'Between Chaos and Creation' (30分)
 - 'Fine Line' スタジオライブ (5分)
 - アニメーション 'Line Art' (約10分)
 - BGM 'Anyway', 'At the Mercy', 'Vanity Fair'


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ファースト・シングル 「Fine Line」
:front   :back         試聴!

Mixed: Ocean Way Recording, LA.
Mastered: by Alan Yoshida at Ocean Way Mastering, LA
Line Art: by Brian Clarke.
Art Direction: by Paul McCartney and Stylorouge London

track Title Time   歌詞
1 Fine Line 3:05 アルバムからの第1弾シングル。アップテンポのピアノを基調とした曲で、"C'mon brother... all is forgiven..."という歌詞が含まれる。
公式サイトからは、プロモーションビデオ(スタジオライブ)を見ることができる。こちら(Windows Media Player)とこちら(Real Player)からも見られる。
また、こちらのサイトからは、Radio Editの有料ダウンロードができる。(日本国内では試聴のみ)


「曲の出だしはこうなんだ。'There's a fine line between recklessness and courage.' ただ人が前に歩いているのを見ると、ただ歩いているだけで、ただ単に愚かだとか無謀だとか思うだろうけど、歩いている人は歩く行為が勇敢なことだと思っている。だから、そういった考えが僕を奮い立たせるし、無謀と思うか勇敢だと思うか、そのどちらかの考えを選んでいかなければ行動できないんだ。歌詞はそういう意味に基づいている。
そしてピアノに座って、曲を作り始めた。'Fine line, it's a fine line'というシンプルなフレーズを元に作っていった。
ロサンゼルスのスタジオで、その小さなリフをもとにレコーディングに取りかかった。レコーディングで'Fine line'のところのベースで少し間違えたんだけど、プロデューサーのナイジェルが『いいじゃないか』」って言ってくれた。
ナイジェルには『本当に間違ったんだ』って言ったけど、ナイジェルは『いやいや、調べてみるよ。』と言って、録音を聴いたんだ。
そしたら、僕が弾きたかったF#ではなく、Fを弾いていたんだけど、ちょっと面白い感じになって、OKってなったんだ。
オリジナリティーのある拍子で、それに歌詞やメロディーを並べていった。」(ポール)

Performances: 
 Paul played Borsendorfer Grand Piano, Baldwin Spinet, Hofner Bass Guitar, Epiphone Casino Electric Guitar, Martin D28 Acoustic Guitar, Ludwig Drums, Shakers, Tambourine and Vocals.
 Strings performed by the Millennia Ensemble. Arranged and conducted by Joby Talbot. 
Recorded:
at Air Studios, London
Producer: Nigel Godrich
Production Assistant: Dan Grech-Marguerat
Engineer: Darrell Thorp

歌詞
2 Comfort Of Love

3:08

Performances: 
 Paul played Yamaha Grand Piano, Fender Rhodes Electric Piano, Hofner Bass Guitar, Epiphone Casino Electric Guitar, Martin D28 Acoustic Guitar, Ludwig Drums, Baldwin Spinet, Shakers, Tambourine, Metronome and Vocals. 
Recorded: at RAK Studios, London
Producer:
Nigel Godrich
Production Assistant: Dan Grech-Marguerat
Engineer: Darrell Thorp
 
3 Growing Up Fallin' Down 3:27 Track Notes: 
 Paul played Petersen Classical Guitar, Crown Upright Piano, Hofner Bass Guitar, Epiphone Casino Electric Guitar and Vocals. 
 James Gadson played Drums
 Jason Falkner played Classical Guitar and Grand Piano. 
 Pedro Eustache played Duduk and Dijeridu. 
Recorded: at Ocean Way Recording, LA
Producer: Nigel Godrich
Production Assistant: Dan Grech-Marguerat
Engineer: Darrell Thorp

←この曲でドラムをプレイしたジェイソン・フォークナーとポール

 
発売フォーマット 【ファースト・シングル 「Fine Line」】
フォーマット 日本盤 US盤 UK盤
ニューシングル
「Fine Line」(通常盤)
(C/W)
Comfort In Love

(未定)

8月29日発売
 フォーマット:CD
 ASIN:B000A39FG2

8月29日発売
 フォーマット:CD
 ASIN:B000AD1R0O

ニューシングル
「Fine Line」(CCCD盤)
(C/W)
Comfort In Love
Growing Up Fallin Down

9月7日発売
 フォーマット:セキュアCD
 ASIN:B000A7TFBS

(未定)

8月29日発売
 フォーマット:CCCD
 ASIN: B000AC5CK6

7"シングル
「Fine Line」
(C/W)
Growing Up Fallin Down

(未定)

(未定)

8月29日発売
 フォーマット:Single Record
 ASIN: ?

 

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セカンド・シングル 「Jenny Wren」
:front  
track Title Time   歌詞
1 Jenny Wren 3:47 アコースティック曲で、いかにもポールらしい。ソロ部分は日本的。
歌詞
2 I Want You To Fly      
3 This Loving Game      
4 Summer Of 59      
発売フォーマット 【ファースト・シングル 「Fine Line」】
フォーマット 日本盤 US盤 UK盤
「Jenny Wren」
(マキシシングル)
(C/W)
I Want You To Fly
This Loving Game
Summer Of 59

(未定)

(未定)

11月21日発売
 フォーマット:CD
 ASIN:B000BMPQYW

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関連サイト

サイト URL  
http://www.paulmccartney.com/chaoscreation/index.php ポール・マッカートニー公式サイト。アルバム情報、シングルの情報。
現在、「Fine Line」「Jenny Wren」「Promise To You Girl」3曲の試聴と、「Fine Line」プロモーション・ビデオが試写できます。
また、アルバムのスクリーン・セイバー、バナーのダウンロードが出来ます。
http://www.7digital.com/shops/listing.aspx?shop=102 上記公式サイトと連携した英国内のダウンロード・サイト。CDでは入手不可能な「Fine Line」のRadio Editの購入ができます。(日本国内では試聴のみ対応)
AOL MUSIC http://music.aol.com/artist/main.adp?tab=album&albumid=787157 アメリカのダウンロードサイト。ファースト・シングル「Fine Line」の試聴と、アルバム全曲のiTuneでの購入が可能。
http://www.q1043.com/cc-common/sneakpeek/mccartney/indexpreview.html
http://www.kkrw.com/cc-common/sneakpeek/mccartney/indexpreview.html
海外の試聴サイト。アルバム全曲の試聴ができます。
http://www.toshiba-emi.co.jp/intl/special/0509paul/ 日本盤の発売元である東芝EMIの公式サイト内のニューアルバム特集ページ。
ポールの公式サイト同様、「Fine Line」プロモビデオの試写、「Fine Line」スクリーンセイバーのダウンロード、アルバム全曲の試聴など。
オフィシャルグッズのプレゼントもあります。

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歌詞・コード

曲名  
FINE LINE

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

There is a fine line
Between recklessness and courage
It's about time
You understood which road to take
It's a fine line
And your decision makes a difference
Get it wrong you'll be making a big mistake

Come home brother all is forgiven
We all cried when you were driven away
Come home brother everything is better
Everything is better when you come home to stay

Whatever's more important to you
You've gotta choose what you want to do
Whatever's more important to be
Well that's the view that you got to see

There is a long way
Between chaos and creation
If you don't say
Which one of these you're going to choose
It's a long way
And if every contradiction seems the same
It's a game that your bound to lose

Come home brother all is forgiven
We all cried when you were driven away
Come home brother everything is better
Everything is better when you come home to stay

Come on back, Come on back, Come on back to me

It's a fine line, It's a fine line

Whatever's more important to you
You've gotta choose what you want to do
Whatever's more important to be
Well that's the view that you got to see

It's a fine line

HOW KIND OF YOU

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

How kind of you to think of me
when I was out of sorts
it really meant alot to be
in someone else's thoughts
someone else's mind
someone else as kind, as you.

The thoughtfulness you showed has made
a difference in my life
I won't forget how unafraid
you were that long dark night.

I thought that all was lost
I thought i'd never find
a someone quite as kind, as you.

I thought my faith had gone
I thought there couldn't be
a someone who was there, for me.

How kind of you to stick with me
during the final bout
and listened to the referee
as I was counted out.

I thought my time was up
I thought i'd never find
a someone quite as kind, as you.

I thought my faith had gone
I thought there couldn't be
a someone who was there for me.

How kind of you to think of me
how kind of you...

JENNY WREN

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

Like so many girls
Jenny Wren could sing
But a broken heart
Took her song away

Like the other girls
Jenny Wren took wing
She could see the world
And its foolish ways

How we spend our days
Casting love aside
Losing sight of life day by day

She saw poverty
Breaking up a home
Wounded warriors
Took her song away

But the day will come
Jenny Wren will sing
When this broken world
Mends its foolish ways

Then we'll spend our days
Catching up on life
All because of you Jenny Wren
You saw who we are Jenny Wren

FRIENDS TO GO

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

 

I've been waiting on the other side
For your friends to leave so I don't have to hide
I'd prefer they didn't know
So I've been waiting on the other side
For your friends to go

I've been sliding down a slippy slope
I've been climbing up a slowly burning rope
But the flame is getting low
I've been waiting on the other side
For your friends to go

You never need to worry about me
I'll be fine on my own
Someone else can worry about me
I've spent a lot of time on my own
I've spent a lot of time on my own

I've been waiting till the danger passed
I don't know how long the storm is going to last
If we're going to carry on
I'll be waiting on the other side
'till your friends have gone

So tell me what I want to know
I'll be waiting on the other side
For your friends to go

Someone else can worry about me
I've spent a lot of time on my own
I've spent a lot of time on my own

I've been waiting on the other side
For your friends to leave so I don't have to hide
I'd prefer they didn't know
So I've been waiting on the other side
For your friends to go

I've been waiting on the other side
I've been waiting on the other side
For your friends to go

ENGLISH TEA

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

Would you care to sit with me ?
For a cup of English tea ?
Very twea, very neigh
Every sunny morning

What a pleasure it would be
Chatting so delightfully
Nanny bakes, fairy cakes
Every Sunday morning

Miles and miles of English garden
Stretching paths the willow tree
Lines of hollyhocks and roses
Listen most attentively

Do you know the game
Paraventure we might play
Very gay, hip huray
Every Sunday Morning

Miles and miles of English garden
Stretching past the willow tree
Lines of hollyhocks and roses
Listen most attentively

As a rule the church bells chime
When it's almost supper time
Nanny bakes, fairy cakes
On a Sunday Morning
TOO MUCH RAIN

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

Laugh when your eyes are burning
smile when your heart is filled with pain
sigh as you brush away your sorrows
make a vow that it's not gonna happen again
it's not right
in one life
too much rain.

You know the wheels keep turning
why do the tears run down your face
we used to hide away our feelings
but for now, tell yourself it won't happen again
it's not right
in one life
too much rain.

It's too much for anyone
too hard for anyone
who wants a happy and peaceful life
you've gotta learn to laugh.

Smile when you're spinning round and round
sigh as you think about tomorrow
make a vow, that you're gonna be happy again
it's alright
in your life
no more rain.

It's too much for anyone
too hard for anyone
who wants a happy and peaceful life
you've gotta lean to laugh.

A CERTAIN SOFTNESS

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

A certain softness in her eyes
Fascinates me
More than I ever thought it would a certain softness
More than I ever thought it could
A certain softness in her eyes
Got me hooked, got me hooked

A kind of sadness in her smile
Captivates me
Surer than anything that's sure a kind of sadness
Surer than anything before
A kind of sadness in her smile
Got me hooked, got me hooked, got me hooked

If I could even find the words to tell her
I wouldn't want to anyway
'Cos that would only break the spell
And you know very well
I couldn't betray her

A touch of wildness in her style
Haunts my memory
More than I ever thought it would a touch of wildness
More than I ever thought it could
A touch of wildness in her style
Got me hooked, got me hooked, got me hooked

A certain softness in her eyes
Fascinates me
More than I ever thought it would a certain softness
More than I ever thought it could
A certain softness in her eyes
Got me hooked, got me hooked

RIDING TO VANITY FAIR

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

I bit my tongue
I never talked too much
I tried to be so strong
I did my best
I used the gentle touch
I've done it for so long

You put me down
But I can laugh it off
And act like nothing's wrong
But why pretend
I think I've heard enough
Of your familiar song

I tell you what I'm going to do
I'll try to take my mind of you
And now that you don't need my help
I'll use the time to think about myself

You're not aware
Of what you put me through
But now the feeling's gone
But I don't mind
Do what you have to do
You don't fool anyone

I'll tell you what I'm going to do
I'll take a different point of view
And now that you don't need my help
I'll use the time to think about myself

The definition of friendship
Apparently ought to be
Showing support for the
One that you love
And I was open to friendship
But you didn't seem to have any to spare
While you were riding to Vanity Fair

There was a time
When every day was young
The sun would always shine
We sang along
When all the songs were sung
Believing every line

That's the trouble with friendship
For someone to feel it
It has to be real
Or it wouldn't be right
And I keep hoping for friendship
But I wouldn't dare
To presume it was there
While you were riding to Vanity Fair

While you were riding to Vanity Fair
While you were riding to Vanity Fair
While you were riding to Vanity Fair

FOLLOW ME

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

You lift up my spirits, you shine on my soul
Whenever I'm empty, you make me feel whole
I can rely on you, to guide me through, any situation
You hold up a sign that reads, follow me.

You give me direction, you show me the way
You give me a reason, to face every day
I can depend on you, to send me to, any destination
You hold up a sign that reads, follow me, follow me.

Down the track of loneliness, down the path of love
Through the words of heartache, to the end
On the shores of sorrow, where the waves of hope crash in
The perfect place for me to find a friend. ah-ah yeah yeah yeah, oh-oh-oh

You lead to places, that I've never been
Uncovering secrets, that I've never seen
I can rely on you, to guide me through, any situation
You hold up a sign that reads, follow me, follow me,
Follow me, follow me,
Follow me, follow me

PROMISE TO YOU GIRL

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

 

Looking through the backyard of my life
Time to sweep the fallen leaves away

Like the sun that rises every day
We can chase the dark clouds from the sky

I gave my promise to you girl
I don't want to take it back
You and me, side by side
We know how to change the world
That is why I gave my promise to you girl

Hey why wait another day
That won't get us anywhere
All the time that it takes
To repair this brave old world will be ours
I gave my promise to you girl

Every single second of our lives
We can use to chase the clouds away

Well there's no more barking up a tree
No more howling at the moon
They won't see, you and I
Diving for the deepest pearl
That is why I gave my promise to you girl

Looking through the backyard of my life
Time to sweep the fallen leaves away

THIS NEVER HAPPENED BEFORE

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

I'm very sure
This never happened to me before
I met you and now I'm sure
This never happened before

Now I see
This is the way it's supposed to be
I met you and now I see
This is the way it should be

This is the way it should be for lovers
They shouldn't go it alone
It's not so good when you're on your own

So come to me
Now we can be what we want to be
I love you and now I see
This is the way it should be
This is the way it should be

This is the way it should be for lovers
They shouldn't go it alone
It's not so good when you're on your own

I'm very sure
This never happened to me before
I met you and now I'm sure
This never happened before this never happened
This never happened before this never happened
This never happened before this never happened before

ANYWAY

written by 
Paul McCartney

(c)2005 MPL Communications LTD.

If you love me, won't you call me
I've been waiting, waiting too long
In my soul is constant yearning
Always singing, singing this song

Only love is strong enough
To take it on the chin
When did I begin, to fall

Anyway, anyway
You can make, that call
You feel free, to make yourself at home

If we could be, closer longer
That would help me, help me so much
We can cure each others sorrow
Won't you please, please, please get in touch

If a love is strong enough, it may never end
Why would I pretend to fall

Anyway, anyway
You can make, that call
You feel free, to make yourself at home

Anyway, anyway
Anyway at all
Anyway that you can make that call

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アルバム寸評

情報源  
ポール・マッカートニー・インタビュー ――またニュー・アルバムが完成しましたね。これほど長い間活動を続けてきたあなたでも、いまだに新しいアルバムをリリースするとなると、ワクワクされたりするのですか?

ポール・マッカートニー(Vo/以下、ポール):リリースは僕の好きなことではないんだ。自分の赤ちゃんを手放すようなものだからね。作っているとき、つまり、あの創造的なプロセスは最高だ。リリースするとなると、少し大変になる。プロモーションしたり、あれやこれや考えなくてはならないからね。別にそういったことをやりたくて、アルバムを作るようになったわけではないし、自分の元から手放すわけだから。それに、必ずしも僕が同意できないような意見を言ってくる人もいる。先日も、「あの曲は、こういう内容ですよね?」と言われたんだが、僕は、「いや、そうじゃないんだ」と答えたよ。ああ、またいつものあれが始まったな、と思ったよ。でも、このアルバムは作っていて楽しかったし、リリースするというのも嬉しいことだ。みんなに聴いてもらえるんだからね。

――これまで長年にわたりすばらしいポピュラー・ミュージックを作り続けてきたことで、自分の曲がどこからやってくるのかがより明白に感じられるようになったのでしょうか? 曲がどこからやってくるのかということを考えたりしますか?

ポール:うーん、そうだね。いつもどこから生まれてくるんだろうと不思議に思うけれど、それを知りたいとは思わない。知らないでいるからこそ、魅力的なんだ。毎回、まずは何もないところで、腰を落ち着けて、ギターを手にして、その1、2時間後に突然曲ができて、上手くいけば、「あの曲は大好きだよ」と言ってもらえたりする。「これだ!」と感じるんだ。だから、僕にはどこから曲が湧いて出てくるのか全くわからない。僕の音楽に対する愛情から生まれてくる。それほど前のことでもないんだけど、キース・リチャーズと話をしていて、彼が、「なあ、俺たちはまず、音楽を聴くことから始まっていて、曲を書いたり、歌ったりするなんてことはしてなかったよな。俺たちがやってたことは、音楽を聴くってことだったんだよ」と言っていた。まさに彼の言う通りだと思う。それから音楽を演奏するようになって、歌うようになって、最終的には曲も書くようになったんだ。自分がすばらしいと思える音楽を聴くのが大好きだという感情から生まれてくるんだと思う。それが音楽の特別なところだ。僕は、「ゴッド・オンリー・ノーズ」を涙せずには聴いてはいられない。この曲は僕にとって、そういう曲のひとつなんだ。とにかく特別な曲で、歌詞やらコード展開、あの録音がそうさせるんだが、それは神秘的なことで、僕はそれが大好きなんだ。僕は、そういった意味で、自分のやっていることが本当に大好きで、「なんで今でもやっているんだい?」なんて言われることもある。「飽き飽きしないかい? うんざりしないのか?」なんてね。僕は、「そんなことはないよ」と答える。そうだったらいいのに、なんて思うこともあるけどね。そうすればホリデーに出られるからさ。でも、本当に好きでやっているからね。アメリカにツアーに出るのが楽しみで仕方ない。そうすることで、こういったこととは別に、アルバムに対するフィードバックをオーディエンスから得られるしね。とにかく、どうやって生まれてくるのか、その理由はわからないな。音楽を作るという行為には神秘的な要素があって、僕は、それはすばらしいことだと思っている。

――『ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード』のレコーディングはどこで行なわれたのでしょうか?

ポール:基本的には、ナイジェル(プロデューサーのナイジェル・ゴドリッチ)のお気に入りのスタジオでレコーディングしたんだ。僕はサウンドの専門家ではなく、マイクの後ろに立っている人だから、彼の慣れている環境や、彼の満足できる環境で音が聴こえるということが重要だ。それで僕は、「で、どこでレコーディングしようか?」と彼に尋ねた。そしたら彼が、「ロンドンのいつものスタジオ、ラク(Rak)でやりたいんだ」と言うから、「それはいいね。僕もあそこでレコーディングしたことがあるよ。いいアイディアだ」と答えた。ロサンゼルスのオーシャン・ウェイ(Ocean Way)でもレコーディングしたよ。そこも彼のお気に入りのスタジオのひとつで、僕は一度も使ったことがなかったんだけど、彼が、「すばらしいスタジオで、僕はあそこのサウンドが大好きなんだ。あのスタジオだとマジックが起こるんだよ」と言うんで、「それだったら、そうしよう」と答えた。それと、このエアー・スタジオのエアー・リンドハーストでもやったよ。ここは僕も使ったことがあるスタジオなんだけど、このスタジオも彼のお気に入りだから使ったんだ。彼がサウンド・マンなんだから、僕はそれを尊重しているんだ。

――実際レコーディングしている最中には、他のアーティストの音楽を聴かれたりするのですか?

ポール:いつも音楽は聴いているよ。でもそれは、必ずしも自分の参考にするためではないけどね。参考になるものもあるよ。それは当たり前のことだよね。ニール・ヤングのようなアーティストを聴いていたとしたら、「アコースティックの曲をやりたいな」と思ったりするかもしれない。でも、それくらいのことだよ。カナダっぽい音楽にしたいとか、ニール・ヤングっぽい音楽にしたいとは思わないしね。漠然としたものだな。いろんな音楽を聴いているし、あまりにも幅広いから、それに影響されたアルバムを一枚作るということはあり得ないけどね。

――ナイジェル・ゴドリッチのアルバム制作に対するアプローチは、あなたのアプローチとどのように違っていましたか?

ポール:基本的には僕とあまり変わりなかったが、唯一違ったのは、基本的なことだった。ラクで2週間レコーディングを始めたとき、僕はスタジオに入って、「僕のライヴ・バンドと一緒にやりたいと思うんだ。彼らは僕の仲間だし、前回のツアー中には、早く新しい曲、次のアルバムを作りたい、という話を一緒にしていたからさ」と言ったんだ。そしたらナイジェルが、「実は、僕もそのことを考えましたけど、そういうあなたにとっての安全パイは避けた方がいいと思う。あなたにとって、それはまったく冒険のないことだ。彼らのことはよく知っているだろうし、あなたは自分が彼らと何をしているのかもよくわかっている。そういった安全地域から、あなたを連れ出そうと思うんです」と言ってきたんだ。それは、 例えば、僕よりももっと上手なドラマーのエイブがドラムを叩くのではなく、僕が自分でドラムを叩くということだった。でも、ナイジェルは英国的な感覚を欲していて、僕にはそういった感覚がある。僕はドラムが上手いわけではないけど、そういう感覚は持っている。僕にあるのは感覚なんだ。彼は言ったよ。「試してみたいんです。やってみましょう」とね。それでバンドと一緒に作った曲を1曲だけ試しにやってみたら、彼が、「僕が言っていたのはこのことですよ。これが僕の求めているものなんです」と言ってきたから、気まずいことではあったけれど、バンド・メンバーに「聞いてくれ。ナイジェルは俺たちが思っていた方向とは違うことをやりたがっていてさ。彼がプロデューサーだから、僕が、いや、自分のバンドとやらなければ、なんて言えないんだ」と言ったんだ。彼らはそれをクールに受け止めてくれたよ。「それでいいアルバムが作れるんだったら、構わないよ。僕たちもツアーには一緒に出て、アルバムの曲を演奏するからさ。いいアルバムになるんだったら、是非、そうしてくれ」と言ってくれたんだ。ナイジェルがもたらした大きな違いはそこで、バンドと一緒にやっていたらこうはならなかっただろう。実際、かなり違うものになった。このアルバムの雰囲気が違うものになったし、僕は少し不安になった。「じゃあ、君がここの部分をやってくれ」というわけにはいかず、「ああ、何てことだ、ドラムを叩かなくちゃならないなんて。ああ、自分ですべて考えないと」なんて具合だった。でも、彼がそうしたのは、正解だったと思う。

――「ファイン・ライン」ですが、この曲のインスピレーションとなったものは?

ポール:それはオープニングの行、“There’s a fine line between recklessness and courage”だった。たまに思い切ったことをする人がいる。「そうだ、そうこなくっちゃ」なんて思うんだが、それは愚かで無謀な行為であるときもある。でも、彼らは自分が勇気ある行動をしていると思っているんだ。そういった考えから始まった曲で、無謀になるのか、それとも、勇者でいるのか、そのどちらを選択するのか、というアイディアを基に歌詞を完成させていった。それでピアノの前に座って、あのノリノリのパートを作って、シンプルなものにして、 “Fine line, it’s a fine line”というフックを作った。それをロサンゼルスのスタジオに持ち込んで、続きに取りかかって、あの“Fine line”のリフ部分を考えていたんだ。そこの部分を演奏しているときに間違った音をベースで弾いたら、ナイジェルが「最高だ。それだよ」と言ったんで、僕が「いや、間違った音を演奏しちゃったんだ」と答えたんだ。それでも彼は「いや、確認してみてくれ。これを聴いてみて」と言い、僕が「なるほど、君の言っている意味がわかるよ」と言ったわけだ。自分の考えていたものとは違うものになった。本来はFシャープで考えていたんだが、Fでやって、かなり興味深いものとなったね。そんな風に歌詞と曲を完成させていった。

――アルバム・タイトルのゆえんは?

ポール:アルバムを作り終えると、いつでもタイトルをどうしようかと考えるんだけど、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』は、『エベレスト』というタイトルになるはずだったんだ。でも、突然それがいいアイディアには思えなくなって、『アビイ・ロード』に変えた。タイトルが決まると、気分がよくなる。それで僕は、アルバムを作り終わって、タイトルを探していた。「プロミス・トゥ・ユー・ガール」の中に、“Looking through the backyard of my life”という歌詞があって、“Backyard”はアルバムのタイトルにいいんじゃないかと思った。ナイジェルに電話して、「Backyardっていうのはどうだろう?」と言ったんだ。そしたら「いいけど、あまり面白くはないな。キャッチーだけど、面白くない。でも、どうしてそのタイトルなんだ? どういう意味があるんだ?」と言われて、「そうか」と思った。翌日、また彼に電話して『Looking In The Lyrics』はどうかと伝えた。「ファイン・ライン」の中に、“there’s a long way between chaos and creation”という行があって、それで「じゃあ、『Chaos And Creation』はどうかな?」と考えたんだが、少々重々しい感じがすると思った。『Chaos And Creation』なんて、伝道の書みたいだ。ちょっと気取った感じがした。それで「プロミス・トゥ・ユー・ガール」の“In The Backyard”というのが気になっていたから、この2つの文句を合わせてみた。そこに不真面目さを入れることで、気取った感じをなくしたんだ。そのことを僕と彼が話していて、彼が「最高だ。このアルバムに合っているよ。ChaosにCreation、それに手作り、自宅の裏庭で作ったって感じこそがこのアルバムだからね。タイトルにいいんじゃないかな」と言ってきた。それでこのタイトルになったんだ。

――このアルバムを聴いて、リスナーは何を得るでしょう?

ポール:アルバムから何を得て欲しいかなんて、考えないな。それはとても難しいことだよ。人は相手が与えてくれることのないものを欲しくなったりするものだ。だから、かなり前に僕は学んだ。自分が気に入るものを作ろう、とね。それで、みんなが自分の解釈をすればいいんだ。僕はそれで構わない。自分が気に入っていることが、一番大切なんだ。このアルバムは気に入っているよ。

ENAK編集部
(2005/7/14)
 ポール・マッカートニーが9月、世界に先駆けて日本で発売する予定の新作アルバム「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バック・ヤード」の音源が日本に届いたので13日、早速聴いた。
 すでにポールの公式サイトではアルバムに関する詳細が公開されていて、収録時間は46分とあった。CD時代としてはきわめてコンパクト。厳選された内容になっているのではないかと期待を寄せていたところだった。個人的には期待通りだったといっていい。ただ、明るく親しみやすい音楽をポールに求めている人にはお勧めしない。これは題名通り混沌と創造のたまものだからだ。
 演奏はほぼすべてポール本人が担当している。おそらく弦楽器などはほかの演奏家が弾いている。過去、「マッカートニー」(1970年)「マッカートニーII」(80年)という作品でポールは同様の録音をしている。また、ビートルズ解散後もっとも高い評価を得ている「バンド・オン・ザ・ラン」(73年)では、録音直前に去っていってしまったメンバーの担当楽器は自身で補ってみせた。
 「マッカートニー」などはその録音形態にふさわしくきわめて私小説的な色彩が濃かったが、今回はナイジェル・ゴドリッチという監修者を迎えた。ナイジェルはレディオ・ヘッドやベックといった昨今の人気若手の作品の監修者だ。したがって今回は「マッカートニー」などとは性格が異なる作品と考えられる。
 実際、ラフであることが大きな魅力だった「マッカートニー」などに対し、こちらはきっちりとしたサウンドに仕上がっている。さすがに楽器編成はきわめてシンプルだが。強引に分ければ14曲中7曲がピアノ中心、4曲は生ギター中心の伴奏。
 といってもシンプルな弾き語りを想像されると、それは微妙に違う。違うと感じさせる要素は、たとえば凝った旋律の楽曲が多いことか。聴き手にちょっとした不安を起こさせる旋律なのだ。意表を突く和音進行を用いても聴感上は安定している、というこれまでの楽曲とは違うのだ。このあたりは、悪くいえばポールの音楽的な魔力が薄れたともいえる。ただ、もしかしたら明確に先鋭的であろうとしているのかもしれない。
 そうした楽曲群に対して監修者のナイジェルは、記憶の中でこだましているビートルズらしい音を具現化すべく加工を加える。もっとも極端なのがテープの逆回転ふうの効果音(あるいは実際にアナログテープに録音した音を逆回転させているのか??)などだ。
 その結果、ビートルズの残響はたえず響き渡るが、すっきりとビートルズっぽいといいきれないところがおもしろさだ。ジョージ・ハリスンの「クラウド・ナイン」(1987年)を監修して思い切りビートルズふうの加工を施したビートルズフリークのジェフ・リンほどの思い入れは、もしかしたらナイジェルになかったのかもしれない。ポールもまた、それをよしとはしなかった。ふたりのほどよいさめ具合がよい結果をもたらしたのではないか、とこれはすべて想像に過ぎない。
 いずれにしろ、ナイジェルという監修者を迎えたということは、ポールはこの作品を「マッカートニー」のような私小説的なものにしようとは考えていなかったのだうろし、結果的に作品としての緊張感をもたせることに大きく寄与している。
 前述のように明るく親しみやすい音楽を求める人には幾分つらい部分もあるだろう。これはここ数作にも共通していえるのだが、このところポールが作るスローテンポの曲は暗さが先に立つものが少なくない。ただ、前述のように、今回はひねりを効かせた楽曲が多いため、暗いとか明るいとか一筋縄でいかないおもしろさがある。
 たとえば「Certin Softness」という生ギター中心で歌われる曲はラテンっぽい雰囲気の中でとてもメランコリックなサビを持つ佳曲。「マッカートニー」に「ジャンク」という秀逸なバラードが収録されているが、「Certin Softness」は21世紀の「ジャンク」といえなくもない。
 「English Tea」という歌は、弦楽団を従えて歌う。ビートルズフリークがビートルズっぽさを狙った録音を聴いているような奇妙なねじれを感じさせる。
 シングル予定の「Fine Line」をはじめとするアップテンポの歌はシンプルなロックに徹する。年齢とともに余分なものを徐々にそぎ落とした結果、原初的なロックンローラーとしての部分だけが残った、というのが個人的なポール観だが、今回の作品を聴いて、そのあたりの思いはますます強くなった。
 したがって繰り返しになるが、明るく親しみやすい音楽をポールに求める人の中には肩すかしをくらった気分になる人もいるだろう。だが、いくつになってもロックンロールの進化を追究するポールに共感する人なら発見はたくさんあるはずだ。
 よい題名をつけたものだなと思う。バック・ヤードとは裏庭のことだ思うが、これを自身の背景、軌跡ととらえれば、まさにこの作品は、これまでの財産と未来への尽きぬ意欲とをごった煮にしたうえでの創造なのだから。
 「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バック・ヤード」は9月7日に日本先行発売の予定。同14日には録音風景の映像などを収めたDVDも加えて特別版も発売予定。いずれも東芝EMI。

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セキュアCDについて

 今回発売される『Chaos And Creation In The Backyard』の日本盤の発売フォーマットはセキュアCDで行われる。このCDの仕様は、メーカーの東芝EMI側から以下のように発表されている。(CD Journalのニュースソースより転載)

 コピーコントロールCD(CCCD)での販売が続いている東芝EMIが、パソコンでの使用を考慮したという、新たな音楽CD“セキュアCD”を販売する。
 この“セキュアCD”について同社は「従来のCCCDとはデータの保護方式が異なり、従来の一部機種での再生の不具合は発生しない」と説明。また「Windows PCに挿入すると、このディスク独自の音楽再生ソフトが立ち上がり、CD-DAデータの再生、HDDへのコピー、CD-R作成が可能になる」とも説明している。なお専用ソフトはWindows XP(32ビット) 用となっており、XP(64)やMacintosh等には非対応。またApple iTunesにも非対応となっている。
 またこの“セキュアCD”では、「Windows Media Playerによって、HDDからWMA DRMに対応したHDD型/フラッシュメモリ型携帯プレーヤーへの転送と、曲を選んでコンピレーションCD-Rを作成することも可能になる」とのこと。多くのユーザーがいるApple iPodは、自社のデジタル権利管理技術を使用しているため、曲の転送はできない模様です。
 まだ販売されていないので不確定だが、どうやら、先日よりソニーBMGとEMIが米国にて販売し始めたコピー防止CDと同内容のコピー防止機能がついていると思われる、この“セキュアCD”。8月31日発売予定のローリング・ストーンズのニュー・アルバム(写真)を皮切りに、ポール・マッカートニー、ペット・ショップ・ボーイズ、ケイト・ブッシュのニュー・アルバム、そして、コールドプレイ、ゴリラズの最新シングルなどが今後販売されていく予定。
 なお、この“セキュアCD”では、これまでのCCCDとは動作等が異なるという理由から、CCCDに付けられていた「CCCDロゴ」は使用されないとのこと。商品外装裏面に「パソコンでのご使用には制約があります」と表示されるようだ。

≪音楽再生ソフト:対応パソコン≫
●ソフト:
 Windows XP(32ビット)、Windows Media Player 9/10、Internet Explorer 6
●ハード:
 CPU:PentiumII 463MHz、メモリ:192MB、CD-Rドライブ、HDD空き容量800MB程度等

*使用状況によっては専用プレーヤソフトが動作しない場合があり。
*iTunes、OpenMG Jukebox、SonicStage等には非対応

≪コピーについて≫
●アナログ録音(カセット):
 可能
●MD、DAT等へのデジタル録音:
 一世代コピー可能
●PCによるCD-Rへのコピー:
 専用ソフトによるディスク一括コピーと、Windows Media Playerによる曲毎のコピーがディスクに設定されている回数だけ可能。
●PCによるHDDへのコピー:
 可能 WMA圧縮、DRM保護付き
●PCによる携帯プレーヤーへのコピー:
 WMA DRM対応機種に転送可能

 

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