2002年11月17日(日) 日本公演4回目
at 大阪ドーム

ポールが我が町にやってくる!

1980年のウィングス日本公演のキャンセル時には、大阪公演として、大阪フェスティバルホールと大阪府立体育館での公演が予定されていました。1990年、1993年の来日時には大阪ドームがまだ完成していなかったため、大阪公演はなかったのです。今回、晴れて大阪での初公演となったのです!

ポールは14時50分頃にリッツカールトンホテルを出発し、15時過ぎ頃に大阪ドームに到着。
リッツカールトンホテル、および大阪ドームの関係者出入り口の前では、ファンでいっぱいだったそうです。

リハーサルは15:30頃開始。以下の曲を演奏しましたが、最近のリハでも演奏していない曲がありましたね。「Lend Me Your Comb」 「Let's Love」には感動!!

1. Honey Hush
2. Lend Me Your Comb
3. Let It Be
4. Let's Love
5. Lonely Road
6. Freedom
7. Calico Skies
8. Midnight Special
9. The Fool On The Hill
10.Lady Madonna

 日曜日ということもあって、すでにドームの周りは人で一杯、グッズ売り場も長蛇の列ができていました。グッズ入場の販売員の方の動きがトロくて、それでグッズ売り場はさらに大混乱! Tシャツって1枚3,500円なのに、いちいち計算機使って代金を確認までしているという、非常にご丁寧な対応でした(苦笑)。
 一番右の長袖Tシャツは、知る人ぞ知る、ポールが「Driving USA Tour」のEPKで着ていたものです。「No  More Landmines」の赤Tシャツを買いそびれた人は、これをゲットしましょう!

 今日の大阪ドームも3階席の上の方まで観客が一杯でした。当日券も発売されていたようで、これも東京ドームと同様、外野スタンドを一部開放したようです。東京ドームとは違って、会場前にどこからは分からないのですが、拍手が挙がっていました。拍手が挙がると、みんなそっちを振り向いてしまっていました(一体なにがあったんだろう?)

 会場時間の6時を20分くらい経過して、18:20頃にプレショーが始まりました! プレショー終了後、いよいよ大阪は初めてのポールの登場! 服装は、東京ドーム初日と変わらない、赤の長袖Tシャツに、青の襟なしジャケットでした。
 「Jet」を演奏し終わったあとのポールの最初の一言は、「もうかりまっか〜?」
(大阪人の私としては、ちょっとコケてしまいました・・・)
 翌日の新聞には、「儲かりマッカ〜トニー! 浪速で爆笑初ライブ!」という見出しが・・・。(←新聞の見出しの方が爆笑やっちゅうねん!)
 今日の声の調子もGOODでした! おそらく、東京ドーム初日の次くらいによかったと思います。後半は少し声が枯れているところもあったのですが、初大阪公演を飾るに相応しい調子でした!

 途中のMCでも、大阪弁の「まいど」「おおきに」を連発! 「まいど」を10回、「おおきに」は11回も連発したようです。 

本日の公演の特徴を箇条書きにします。

●今日の翻訳字幕確認用のMCは、「My cat has green hair.」。「Is it working?」とポールが言ったときに、観客の1人が「Not yet!」と叫んで、ポールは「Not yet」と繰り返し苦笑。
●「Your Loving Flame」の前にドラムのエイブが「ロックするぞ〜!」と日本語で言うのですが、ポールもそれに続いて「ロックするぞ〜」と言っていました。
●「You Never Give Me Your Money」は、途中でいつも歌詞を変え「
このツアーが終わっている頃には、歌詞を思い出しているかもしれない」と歌いますが、今日はその部分の前半は、オリジナルの歌詞通り「Yellow lorry got a sack・・・」と歌い始めますが、後半は「Still I don't know the words・・・」みたいに歌っていました。(聞き取りがうまくないので、間違っているかもしれませんが)
●「The Fool On The Hill」の前では、マジックピアノで幻想的なフレーズを弾きますが、そこで「It's time for massage」と発言。その後アメリカのような長いMCはありませんでした。

●「Here, There And Everywhere」の後に、今日の大阪公演のために特別に曲を演奏するよ! と言って、なんと「Calico Skies」を演奏しました!!! 東京ドーム2日目によっさんに託した「Please play "Calico Skies"」というメッセージをポールが受けてくれたのでしょうか?! 「Calico Skies」を演奏し終わった後、今日は私が持っていたこのボードを高々と掲げると、ポールはそれを指さして、「Oh! Yeah! For You!」と言ったのです!!!
 これを私はまたいいように解釈して(笑)、ポールが私のリクエストに応えてくれたと勝手に思っています(笑)。でもこれは本当にファン冥利に尽きます!!!

左の写真は、よっさんに託しているボードで、「Band On The Run」で前のスクリーンに映りまくっています。

●「My Love」のギターソロの最初の部分では、ラスティーがまた音の確認のためか、控えめな音を出していました。
●「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」では、「Thank you!
」の後に「おおきに!」と発言!
●「The End」終演後、ファンから関係者が預かっていたのか、花束を受け取っていました。

本日も終演して5分後にリムジンに乗り、宿泊先であるリッツカールトンホテルに向かったそうです。