2002年11月18日(月) 日本公演5回目(最終日)
at 大阪ドーム

 ポールが宿泊したり、移動したりする先にはファンが約100〜300人も集まるというので、私も成田空港以来の追っかけをしようと思い、リッツカールトンホテル、大阪ドームに行って来ました。やはり、ファンでいっぱいでした。これらのファンの様子を、カメラクルーが撮影していました。"Please play Calico Skies"というボードを持っていたのでこれを掲げると、比較的長時間(10数秒)撮影してくれました! ポールが到着するときは、前日と異なってビデオカメラの撮影が禁止になりました。
ポールが大阪ドームの入り口に入っていくとき、窓を開けて手を振ってくれたのですが、その時に、例の"Please play Calico Skies"というボードを掲げると、ポールは指さして、親指を立ててくれました!


↑リッツカールトン大阪の裏口

↑大阪ドーム関係者出入り口付近

 ポールは15:50頃にリッツカールトンホテルを出発し、16:10頃に大阪ドームに到着したようです。到着するや否や、リハーサルが始まりました。本日のリハーサルで演奏された曲は次のとおり。

1. (Jam)
2. Coming Up
3. Matchbox
4. Honey Don't
5. The Palace Of The King Of The Birds
6. C Moon
7. Cabaret Song
8. (Piano Theme) ・・・ピアノを基調としたスロー・バラード。導入部分と途中にポールのボーカルが入ります。
9. Midnight Special
10. (Jam) ・・・ポールはマジックピアノ(エレピの音)を弾いているようです。

 リハーサルは17:05頃に終了。
前日のグッズ売り場が大変混んでいて、今日は午後2時頃からグッズ売り場を開放していたようです。また、大阪のローカルFM局FM802では今日をポール・マッカートニーのヘビーローテーションの日とし、ポールのインタビューだけでなく、ポールの曲を多数放送していました。ポール自身がFM802のジングルとして、「You're listening to FM802」と言っているのに感動!

 本日は、4〜5月の「Driving USA」ツアー、9〜10月の「Back In The U.S.」ツアー、メキシコツアー、「Driving Japan」ツアーから通算して、観客動員数100万人を迎えたようで、100万人目の大阪府藤井寺市在住の吉田晃子さん(26)が名誉ある100万人目となりました。吉田さんは熊本市の父親耕さん(54)と来場してきており、プレゼントとして額入りのポールのサインと、三菱自動車「Colt」がプレゼントされました。

 

 開場してからしばらく時間があったので、ツアー関係者に貴重な書類を見せてもらいました。「Driving Japan」のDay Sheetには、はっきりと宿泊ホテルがリッツカールトンであることや、ホテルの出発の時間、リハの時間等が書いていました。(あまり時間は守られていないようでしたが) また、アリーナの座席表もありました。

 予定より約10分遅れて、19:10頃にプレショーがスタート。プレショー後にポールの登場です! ポールの衣装は、東京ドーム2日目に着ていた全面赤、背面白の長袖シャツに、白のジャケットを羽織っていました。

 今日のライブの特徴です。

●「Jet」のキーボードソロで、珍しくウィックスがミス。
●「Jet」の後のポールの挨拶は、「大阪!! 儲かりまっか?」「今日がツアーの最終日だ。ロックしに来たぞ!」
●「Getting Better」の後には、「今日は日本ツアーの最終日なので、とても悲しいよ」とMC。
●「Let Me Roll It」のリードギター部分でポールがヒートアップし、その後のボーカルはシャウト系の歌い方を続けました。また、「Coming Up」の3番でもアドリブっぽいボーカルを加えました!
●「Your Loving Flame」の前では、「この曲は観客にいるヘザーに捧げます」「The song is for "Okusan!(奥さん)"」。結局日本公演全公演にヘザーが観客にいたようです。
●「We Can Work It Out」の前では、「アメリカ、メキシコとツアーをやってきたけど、今年のツアーを大阪で終えることができて嬉しい」と発言。
●本日の翻訳テストの言葉は、「My dog eats bananas.」。「You Never Give Me Your Money」の替え歌は前日より少し変えて、「ツアーの終わりなのに、まだ歌詞を覚えていないよ」と歌っていました。
●「The Fool On The Hill」の前では、前日同様に「マッサージの時間だよ」と言って、幻想的なメロディーを奏でる。
●「Here, There And Everywhere」の後に、「今までやったことのない曲をやるよ」と言って、前日に引き続き、「The song is for you!」と言って、「Calico Skies」を演奏。前日同様、「Here, There And Everywhere」と同じバンド編成で演奏。サビの「I will hold you〜」のところは、他のバンドメンバーがコーラスを付け加えていました。
●「Let 'Em In」の2番では、出だしの歌を少しミスり、それが面白かったのか、ずっとオランダ語風に、「シャムワン」と歌っていました。
●「Hey Jude」の前では、フェイントギャグとして「Baby Face」を導入部分だけ演奏。フェイントギャグを使ったのは日本公演では初めてでした。

●1回目のアンコールの3曲目「I Saw Her Standing There」では、東京ドーム最終日と同様、「日本人のファン4人」と紹介した後、ヘザーがハッピを持ってステージに登場。この日も熱烈キスを交わしました。
今日ステージに上げられたのは、サージェントの衣装を自ら作成して着てきた4人組。どうやら、今回の日本公演では、開演前にノリのいい集団をアリーナ1列目に座らせ、踊らせていたらしいです。

(photo by せんちゃん)

●アンコール2回目では、バンドメンバーがちょんまげを被って登場し、ポールは「相撲バンド!」と紹介していました。

 大阪公演最終日も大盛り上がりのうちに終了。ポールは終演後すぐにリムジンに乗ってリッツカールトンホテルに帰ったようです。