「DRIVING JAPAN MEMORIAL」

皆さんから頂いた2002年ポール日本公演の記録、思い、感想、レポートなどを、ポール・マッカートニー・ファン達の思い出として残すため、ここに掲載しています。

 

Taroさん

 僕は11月14日の公演に いきました。ポールのYou Say YES〜と始まった時からもう、しびれてあの一体 感は今でもジーンと心に残っています。僕は90年にも2回 東京ドームに行きましたが、あの時よりもずっと声が出ているような気がしました。 
 それから、バンドのメンバーもとてもよかったですし、ポールの いろいろな苦難を乗り越えてまた新しく出発し、何かの境地に達しているようなあの あったかさ。自分のハートいっぱいに感じてとてもすばらしかったです。特にブラックバード、あれは公民権運動の抑圧された黒人 女性に向けて歌った歌とは知りませんでした。ジョージの思い出話をしながらウクレレで歌うサムシングもすばらしかったし、Maybe I'm amazedも90年のコンサートで 聞けなくて残念と思っていたのも、歌ってくれたし。ほんと感無量でした。あの時今日まで生きててよかった!と本気で思いました。
 ちょうど次の日が僕の34歳の誕生日だったのですが、よい思い出 になりました。いっしょに連れて行った女性もあの日からポールの大ファンになりうれしい限りです。 あとは次のアルバムを楽しみに待ちたいと思います。 

 

Hiroさん「The Long And Winding Road」

今から12年前の1990年ポール・マッカートニー・ソロ来日当時、私は高校生でした。
ビートルズのコピーバンドに熱意を注ぎ・・・私は「ポールのように弾いてやる」
とベースを頑張っていた時代です。広島に住む、お金の無い学生にとっては上京して
までも
ポール・ライブに行こうという行為にまで至りませんでした。
今、考えても『アビー・ロード・メドレー』は二度と聴くこと出来ないと思うと惜し
いですけど・・・

 それから時は過ぎ、社会人となった私にポールと会うチャンスがやってきました。
1993年11月18日福岡ドーム公演です。まだ社会人一年生でしたので仕事を休むこと
が出来ずに、当日はコンサート最中で『Biker Like An Icon』の演奏中のドーム
入りでした。初めてのポール・マッカートニーに感動するばかりで中盤からの
コンサートでもあり「アっ!!」と言う間に『Hey Jude』でした。
後々「仕事を休むべきだったかな?」などと後悔の念・・・

 そして2002年11月17日、やっとポールのコンサートを聴くことができました。
1990年から、現在まで、ポールの人生も色々なことがありました。アンソロジー、
リンダ、ジョージ。そして、私は、仕事での出向の繰り返し、苦しんだ転職、そして
結婚・・・
私は入籍しかしていません。それは、妻には大変申し訳ない思いです。
今回の大阪:ポール・マッカートニー・コンサート・・・妻にとっては、
これが本当にささやかな新婚旅行との思いでポールに会いに行った訳です。
アンコールでの『The Long And Winding Road』の演奏、妻の涙を見てしまいまし
た。
それは、ポール本人が私達の為に歌ってくれたと間接的ですが思ったことです。
(勘違いともいいますが!?)
ポールにも色々な出来事があったと思います。それは私達が、これから経験していく
ことと思います。今のポールを見ていると、そんな荒波を超えて今があると言う事、
私も、そんな荒波を乗り越えて行き、ポール並みのバイタリティーあるオヤジに
なろうと思っています。

 

noteさん

大阪公演 11月17日にコンサートに行きました
とてもよかったです
 

東京公演ではファンを数人ステージに招いて演奏したという話ですね
いい話です
でも少し複雑な気分です
私は40代後半、マニアではないけどビートルズをリアルタイムで聴いていました
私にとってのポール(ビートルズ)は雲の上の人、別次元の人
雲の上の人は地上に降りて欲しくなかったというのも本音です
 

それでも私にとって今回のコンサートは満足しています

 

香月さん

夢のような1週間でしたね。
私は、大阪から参加で、追っかけ等はしませんでしたが、
あのライブを共有できただけで幸せでした!
 

2日目の午前中は暇だったので、ポールの宿泊先聞いて
おけばよかったです。ちょっと、後悔。
あと、生で聴きたかった「CMOON」、10月からのツアーのセットリスト
には入ってなかったのであきらめてましたが、
サウンドチェックで聴けたのですね!
あ〜残念。
 

大阪公演はポールが若々しくてパワフルでロックしてて、
福岡よりも良かったのではないかと思いました。
部分的に「Hey Jude」は前の方が感動的だったとかは
ありますけど。。(あくまでも主観です。)
バンド自体の演奏がすごくカッコ良くて、
WINGSの曲は特に良かったですよね〜♪
DVDが楽しみです!!
日本公演はぜひ、大阪のを使って欲しいですよね〜?
「Calico Skies」も入ってるし!
 

私も日々余韻に浸りつつも現実へと戻っています。
 

これからもポールは音楽シーンで活躍してくれるでしょう。
応援していきましょうね!


nobuko-hさん

ポールのコンサートでまさか、カリコ=スカイズが聴けるとは…あれは、ずっとJashさんが東京公演から、プレートを掲げて
てくれはったから…と聞きました。
「特別に…」と訳が出て、ギターが鳴った瞬間から「きゃぁぁぁぁ…」大泣きでした。奇跡が起きた!!!…と思いました。  
あの曲、本当に、大大大好きなんです。
最初にCDで聴いて、ギターの音に泣いて、歌詞読んで、号泣してしまった程、琴線に触れる、惚れぬいた曲だったんです。
で、偶然、ビデオを入手でき、リンダさんと仲良く肩をもたれあいながら&焚き火をしながら…のシーンは、もぉ泣き泣きでダメ
…見るたびに、大泣きしてしまいます…。
 

ああいう、大きいコンサートは生まれて初めてだったので、(マッカートニーが初めてなんて贅沢なヤツです)初日の最初は口を
あんぐり開けたままでした。
しかも、カリコ=スカイズを日曜日だけでなく、月曜日にも歌ってくれて…頭がホヤホヤ〜と脱力したまま出勤し、残りの一週間
を過ごしました。  

 

あらっち@FHさん

■11月17日(日)

自身にとって、今日は2回目のポールLIVE体験。
めでたく(?)9月に結婚して、相方は「初ポールLIVE」。
いろいろチケットを画策して、今日は前から18列目・ほぼ中央
で見られることに。(ありがとうございます)
会場入りして、改めて席の良さにまず感動。
適当に腹ごしらえして、プレショウ開幕。
不思議な世界が目の前で繰り広げられる中、
「ポールはまだか?早く出せ」の気持ちが膨らむ。
ちょっとボーっとしかけたそのとき、
「ヘフナー・ベースとポールのシルエット」がスクリーンに!!

「出てきたーーーー!!ポールやーーー!!すげーーー!!」
(↑マジでこう叫びました。)

勢いで、二人で1曲目からずっと歌いっぱなし。
幸運にも、すぐ前の4席がなぜか「欠席」で、さらにポールが丸見え。
会場で配布された「ペンライト」を振り回し、興奮しっぱなしでした。
日本語の「モウカリマッカ?」にすかさず「ボチボチデンナー」と返答。
WINGSの曲では、お決まりの「手のひら”W”マーク」も掲げました。

5曲目Coming Up、6曲目Let Me Roll It、7〜9曲目新曲、
ここで、すぐ前のカップル2組の勢いがなくなる。
「はは〜〜ん、君ら、B4の曲しか予習してないな」
ちなみに、うちら二人は、当然のごとく、全曲でノリノリ。
相方は、Driving Rain大好きで、めっちゃ歌ってました。

そして大阪公演のハイライトである、Calico Skiesの登場。
あの、イントロが流れてくると、そしてBBSなどで盛り上がったことや、
ポールの「リンダに対する愛」、などなどを思い出して、
不覚にも、目から涙が溢れてしまいました。
そして、心から「ポールありがとう」と思いました。
しかも、アレンジがめちゃくちゃ良かった。
ポールのアコギに、どんどん音が重なっていく流れが、とても感動的だった。
背景の「朝日の映像」もとても象徴的だったし・・・。
#ちなみに涙の様子は完璧に相方に見られてました。
#「曲聞いて、涙流せるのが、うらやましい」とのこと。

続いて、Michelleでのこと。
ポールが流暢な(?)日本語で「フランスニ、イコウカ」のMCをしゃべった直後、
自分の斜め後方から大声で「そんな金、ないぞ〜〜」のツッコミ。
「おいおい、ポールにツッコんでるで〜」、でも、同感(爆)

そして、Band On The Run。
アコギのストローク後の盛り上がりで、客席の様子がスクリーンに大写しに。
そこで、やりよったのが、我がFLYING HORSESのよっさんが
またまた「We're WINGSFAN」のプラカードと共に、大写し。
(今回の5公演中3公演で写るという快挙)
相方と二人で、ポールそっちのけで「また写りよったで〜〜!!」。

Live & Let Dieでは、前から18列目の威力が発揮されました。
曲中・終了後の「爆音・爆風」がすさまじかった。
なんてったって、「熱い風」を「顔」に感じましたから。
前回(’93年)ではスタンド席やったし、「ただの爆発」だったのが、
今回は「風を感じる」までになったんですから・・・。
思わずバンドメンバーを心配しました。「ほんまにヤバイって!!」

この後、この日は盛り上がりを見せて、終了。
もう一日、18日もチケット取っててよかった〜、と思いながら帰路に着きました。

■11月18日(月)

この日は当然、勤め先の会社は出勤日な訳で、「ちゃっかり有休」とりました(爆)
今日は17列目だけど、なんと「ほぼ向かって右端」という席。
「う〜〜〜ん、微妙〜〜」

昨日から連チャンで見てるので、プレショウの感覚もつかんで、
インド風の「目玉の多数」が写ると「もうすぐ?もうすぐ?」、
そして、例のシルエットの大写しに、やっぱり大興奮!!
そして、大絶叫!!!

17日は席が席だっただけに、周りは全員興奮状態でしたが、
今日の周りは、幾分落ち着いていました。
右隣は、一人で見に来てた女性。開演前にしゃべることができて、
多めにもらってた「ペンライト」を譲ると、代わりに「ポールのステッカー」
を譲ってくれました。
左隣のおじさまは、なんと堂々と「ビデオ撮影」敢行!!

昨日の反省(?)をこめて、今日はプラカードをたくさん準備。
まず、WINGSの曲用に「WINGS Forever !」、
Here Today用に「JOHN LOVES YOU」、
Band On The Run用に「BAND ON / THE RUN」(2枚組)、
My Love用に「We Love LINDA」、
Hey Jude用に「おおきに WIX/ABE/RUSTY/PAUL/BRIAN」(2枚組)。
しかし、スクリーンに写った(と思われる)のはHey Judeの時のみ。
(しかも自分たちでは確認できず、のちに人から言われて気付く・・・。)
まぁ、こんなもんでしょう。

前列には、お母様と子供3人で見に来てはりました。
子供3人は小学生2人と、幼稚園児でしょうか。
案の定、子供さん3人は、途中で寝たりしてましたが、
Live & Let Dieの爆音には大興奮の様子。
きっと今まで訳わかってなかったであろう、幼稚園児も、
この曲には興味津々。じ〜〜っとステージを凝視してました。
きっと強烈なインパクトと共に、一生脳裏に焼き付いていることでしょう。
ちなみに、このお母様も、バッグの中にウォークマンを忍ばせ
ちゃっかり「隠し録り」してましたね〜。

それよりなにより、この日のMVP(?)は、
自分らの後ろに陣取った「女の子2人連れ」でしょう。
なんつっても声援が笑えた。
「ポール、カッコイイ!!」は当然あるにしても、
・Every Night後では「う〜〜ん、渋い!!」 ← こんな声援は初めて聞いた。
・You Never Give Me〜で、ポールの手がアップになったとき、
 「あ〜〜、ポールの手、やっぱりおじいちゃんの手や〜」 ← ちょっと共感してもうた。
・Back In The USSRの飛行機の爆音が聞こえてきたら、
 「あっ、USSRや〜。ズズズズズズジャっズズズズズズジャっ」と歌い出す。
・Maybe I'm Amazed中はずっと「ドラマーすご〜い」 ← 結構まともなこと喋った!!
・後半以降は「ポール頑張れ〜、あともうちょっとや〜〜」 ← ????
・傑作はLive & Let Die後。最後の爆音の後、ポールが胸に手をやり
 「もう、かんべんしてよね」の手振りを見せた後に、
 「あぁ、ポールが、ポールがヤバイ!!」
ちなみに、この2人にも、ペンライトのお裾分けはしてあげました。
(↑おいおい、おまえら何本持ってんねん!?)

最後に、二日間通して、とても印象に残っているのは、
本当にポールが掛け値なしで「貫禄があって、かっこよかった」こと。
特にI Saw Her Standing Thereでは、ポールが縦長スクリーンに、白黒で、
全身が写されるのですが、その立ち姿が異様に「かっこよかった」。
この曲は、今回のツアーで、もっとも初期の作品になるのですが、
’64年の「Washington DC」ライブでの映像が頭をよぎったのです。
あのころは、「直立不動」に近いスタイルで、「なんだか生真面目に」
歌っていたものですが、この日見たポールは、
余裕たっぷりに、少し足も広げて、ちょっぴり前傾姿勢で歌ってました。
ポールがたどった年月、そこにほんの少しですが、ラップさせることができた
自分の人生の年月を思うと、本当に「この時代に生まれて良かった〜〜」と
実感しました。

もう、日本には来ることはないかもしれませんが、
それでも、Jashがよっさんに託されて掲げた
「See You 4 Years After / WHEN I'M 64 TOUR !!」に期待を込めつつ、
次のツアーの噂を聞きつけたときには、相方共々二人そろって
「アメリカでもヨーロッパでもどこでも追いかけようか?」と思いつつ、
さらには、この「DRIVING JAPANツアーの映像化」に期待が膨らんでいる、今日この
頃です。