その他(ゲスト出演等)

Again And Again And Again (Denny Lane) (1979年)

 1979年のウィングスのアルバム「Back To The Egg」に収録されているデニー・レインの曲で、1981年にイギリスで放送されたテレビ番組「Back To The Egg」にも収録されている。ウィングスは、何故か菜の花畑でこの曲を演奏していて、ポールは、アコースティック・ベースを弾いている。

Seaside Woman (Linda McCartney) (1984年)

[animation version]
 このプロモ・ビデオも2種類存在し、1つめのバージョンは公式ビデオ「Rupert And The Frog Song」に収録されているもので、全編アニメーションになっているもの。ただし音声は、1979年にリリースされたシングルや、1998年にリリースされたアルバム「Wide Prairie」に収録されているものと異なっている。レゲエ調の曲に合わせて、南国に暮らす女性を見事にアニメに描いている。

[Linda version]
 バージョン2は、この曲のメインボーカルをとっているリンダが、バンドを従えて疑似演奏している場面を用いているもの。リンダのリード・ボーカルを見ることができる映像ば、今のところこれだけではないでしょうか? しかも音声は、1986年にリリースされたリミックス・バージョン。このバンドの演奏シーンの合間に、animation versionの絵が挿入される。

Oriental Nightfish (Linda McCartney) (1984年)

 このプロモ・ビデオも(77)「Seaside Woman」と同様、公式ビデオ「Rupert And The Frog Song」に収録されており、全編アニメーションになっている。ある女性が空を飛んだり、鳥に変身したりと、SF的なアニメに仕上がっている。
 このプロモ・ビデオの一部は、1993年の「The New World Tour」のオープニング・フィルムに使用されている。

They Don't Know (Tracy Ullman) (1984年)

 ポールは1984年の映画「Give My Regards To Broad Street」で、トレイシー・ウルマンと競演したが、当時のトレイシーの新曲「They Don't Know」にもゲスト参加している。ただし、レコーディングには参加していない。トレイシーが彼氏とドライブでデートしているときに、いつの間にか車を運転しているのがポールになっているというもの。

One Love (Bob Marley) (1985年)

 この曲もレコーディングに参加しておらず、プロモ・ビデオのみのゲスト出演となった。ジャマイカ(?)の子供が町を歩く姿の間に、様々な人が歌に合わせて適当に踊るシーンが挿入されており、その中の一人にポールがいるといった感じ。

Let It Be (Ferry Aid) (1987年)

 イギリスのゼーブルッヘで起きたフェリー転覆事故の救済のためのチャリティー・シングルで、全英1位を獲得。ボーイ・ジョージ、ケイト・ブッシュ、マーク・ノップラーなど約80組のアーティストが参加している。ポールはこのシングルに最初の1フレーズだけを提供し(ビートルズの「Let It Be」と同じテイク)、プロモ・ビデオでも、最初の1フレーズに弾き語りで参加している。ちなみに、ポールのシーンだけモノクロ。

Veronica (Elvis Costello) (1989年)

 エルヴィス・コステロの1989年のアルバム「Spike」からの第1段シングルで、ポールとエルヴィスが共作したもの。このプロモ・ビデオには、ポールは実際には出演していない。

Come Together (Smokin' Mojo Filters) (1995年)

 ボスニア戦災孤児救済のために急遽制作されたチャリティー・アルバム「Help!」からの第1弾シングルで、ポールの他に、ポール・ウェラー、オアシスのノエル・ギャラガーが参加している。ポールはレコーディングではバック・ボーカルで参加している。
 この曲のプロモ・ビデオは、当日のレコーディング風景を収めたものだが、ここでもポールばかりでなく、リンダやステラの姿も見ることができる。

Drive My Car (by Recording Artists Against Drunk Driving)  (1996年)

 飲酒運転反対キャンペーンの為に制作されたプロモ・ビデオで、シングルとしてはリリースされていないもので、このビデオのみこの曲を聴くことができる。ポールの他に、リトル・リチャード、リンゴ・スター、ジュリアン・レノンなどが参加しており、それぞれのボーカルを担当しているところで、歌ってる本人の姿が映る。

Ballad of the Skeltons (by Allen Ginsberg with Paul McCartney, Philip Glass & Lenny Kaye) (1996年)

 ビート詩人として知られるアレン・ギンズバーグのシングルに、ポールはフィリップス・グラス、レニー・ケイ、マーク・リボーらと参加し、ポールはレコーディングではギター、ドラム、ハモンド・オルガンなどで参加している。このプロモ・ビデオにはポールは直接参加していないが、1995年10月にロイヤル・アルバート・ホールで開催されたポエトリー・イベントにアレンとポールが参加した際の写真が用いられている。

Wild Prarie (by Linda McCartney) (1998年)

 リンダ・マッカートニーのアルバム「Wide Prairie」からの第1弾シングルで、このプロモ・ビデオもアニメーションで構成されている。リンダの曲のプロモ・ビデオはすべてそうであるが、少しSF的な要素もあるアニメに仕上がっており、女性が次第に変身して、馬人間?(ケンタウルス?)になるまでを描いています。
 このアルバムの発売に伴って、ネット上で配信された「Wide Prairie Show」にも、このプロモ・ビデオが使用されていた。