元ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーが、10歳の時に書いた300字ほどのエッセイが発見された。
英の大手メディア〈Sky News〉の報道によると、映画監督/脚本家のケン・ローチが、ポールに関する書籍を執筆するために調査していたところ、彼が通っていた中学校の図書館でこのエッセイを発見。いまのところ、これはポールによる最も古い創作物だという。
このエッセイは、1953年に行われたエリザベス女王の戴冠式に際して書かれたもの。気になるその中身には、「今日では、王室は武力ではなく愛情で国を治めている」と書かれており、「最終的には、多くの人が王室は価値があるという私の意見に賛成するでしょう」という言葉で締め括られている。
発見者であるケン・ローチはこのように語っている。
「このエッセイ自体が貴重なものです。当時のポールの筆跡がわかりますし、彼がどのように考えていたかもわかります。彼の字はかなり上手いですね。10歳以上の誰か、14~15歳くらいの人が書いたと思うはずです。内容が王政主義に賛成であることには驚きません。当時の世相や、父親のジェイムズが王政主義者だったことを考えれば」。
ポールはこのエッセイで、地元の図書館から図書券を贈呈されている。また、11歳以下の部門で表彰され、市長から賞を受け取ったとのことだ。
Source: bounce