今週の全米アルバム・チャートはBillboard.comによると、ジョン・メイヤーの『バトル・スタディーズ』が初登場でNo.1を獲得、ビッグな初動セールスを記録した。前作『ヘヴィアー・シングス』の初週セールス、31万7,000枚という数字には届かなかったものの、28万6,000枚を弾き出して2度目の首位をマーク。ダウンロードによるデジタル・セールス面ではU2、デイヴ・マシューズ・バンドに次いで今年3番目の高セールスを記録した。
2位はアンドレア・ボチェッリの『マイ・クリスマス』で先週と変わらず。すでにホリデイ・シーズンに突入した米国ではホリデイ・アルバムが大きく動き出しており、同作のセールスも前週と比べて36%の伸びを見せている。
3位はノラ・ジョーンズの『ザ・フォール』で初登場。バンド・メンバーを一新、プロデューサーにはキングス・オブ・レオンで大ヒットを当てたジャクワイア・キングが起用されている。4 位は前作のホリデイ・アルバムも上昇中(15位)のクリスチャン・グループ、キャスティング・クラウンズの新作『アンティル・ザ・ホール・ワールド・ヒアーズ』が初登場。5位はラッパーの50セントの『ビフォア・アイ・セルフ・デスラクト~自我崩壊の日』で、カニエ・ウェストとNo.1を競い合った前作『カーティス』の69万1,000枚のセールスには遥かに及ばず、16万枚という初動に留まった。6位は15歳のアイドル少年、ジャスティン・ビーバーのデビュー・ミニ・アルバム『マイ・ワールド』が初登場。アッシャーのお墨付きという白人ボーイはベビー・フェイスが女子ファンを熱狂させている。
と初登場が続いたところで、7位はマイケル・ジャクソンの映画映画『THIS IS IT』のサントラで、先週の4位から3ランクダウン。8位は映画映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のサントラで、先週の10位から2ランクアップ。映画の公開とリンクして、セールスも77%の上昇カーブを描いている。9位はキャリー・アンダーウッドの『プレイ・オン』で、先週の3位から7ランクダウン。10位はテイラー・スウィフトの 『フィアレス』で、先週の5位から5ランクダウン。彼女のホリデイ・アルバム『ホリデイ・コレクション』も20位に付けて健闘中。
その他主なところでは、テレビ『アメリカン・アイドル』の優勝者クリス・アレンのデビュー作が11位、デイヴ・グロールやジョン・ポール・ジョーンズによる新ロック・バンド、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズのデビュー作が12位、レオナ・ルイスの2nd『エコー』が13位、ポール・マッカートニーのライヴ盤が16位に、それぞれ初登場。ワンリパブリックの2nd『ウェイキング・アップ』や、ジャネット・ジャクソンのベスト『ザ・ベスト・オブ・ジャネット・ジャクソン』も初登場を果たしている。来週も引き続きビッグ・アーティストのリリースが目白押しで、中でもスーザン・ボイルのデビュー作が今年最大の初動セールスを導き出すのでないかと噂されている。その他、レディ・ガガの追録新装盤、リアーナ、シャキーラ、アダム・ランバートらの話題作が上位争いを繰り広げてくれそうだ。
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