ビートルズのデジタルリマスターCDのうち、世界でもっとも売れているのは「アビイ・ロード」。日本での発売元であるEMIミュージック・ジャパンが6日、発表した。
ビートルズが残した作品を、最新のデジタル技術によって、生々しいまでの原音再現に挑んだCDシリーズで、ことし9月に全14作品発売された。
もっと売れている「アビー・ロード」(1969年に)は、彼らが最後に録音した作品。70年の解散に向けた空中分解のさなかであるにもかかわらず、奇跡のような団結力を発揮し、もっとも完成度の高い演奏を披露している。
本拠地だった録音スタジオの前の横断歩道を渡る装丁写真も有名。英ロンドンにあるこの横断歩道には、いまも観光客らが殺到。記念撮影がひきもきらない。
2位は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)。凝った構成や万華鏡のような多彩な音作りなど、ロック史上の金字塔と呼ばれている。
いずれも当時としては驚異的な音質のよさでも知られる。そのよい音が、デジタル技術でさらに磨きかがかけられていることへの期待が、この結果につながった?
ビートルズのデジタルリマスターCDは、世界各国でヒットを記録。日本国内の出荷枚数は14作合わせて250万枚に達する勢い。
Source: sanspo.com