【オンエア情報】(再放送)BS世界のドキュメンタリー<シリーズ ビートルズ解散40年>

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BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ビートルズ解散40年> ビートルズの原点 クオリーメン
1月9日 10:10~11:00 NHK BS1
1950年代、英リバプールでは安いギターさえあれば手軽に始められるスキッフル・ミュージックが若者の間でブームとなっていた。当時 高校生だったジョン・レノンは同級生たちとザ・クオリーメンというバンドを結成。1957年の夏、ポール・マッカートニーはクオリーメンのコンサートにやってくる。これがポピュラー音楽の歴史を変える、運命的な出会いとなった。その出会いから50年を記念して行われた2007年のライブ・イベントでクオリーメンは活動を本格的に再開。世界各地でコンサートを続けるかたわら、当時の記憶をつなぎ合わせる作業をしてきた。その鍵となっているのが2人が初めて出会った日に撮られたクオリーメンのステージの写真だ。番組はクオリーメンのメンバーと共に写真に映っている人々を探し出し、その日の記憶を辿っていく。さらに、数々の名曲を生んだジョンの家を訪れてクオリーメン時代の知られざるエピソードを明らかにする。又、以前BBCラジオで2人の出会いについての特集番組を担当したアナウンサーがこの運命の日について語ったポールのメッセージを紹介する。ジョン・レノンが亡くなってから30年、クオリーメンのメンバーにはビートルズの栄光に嫉妬する思いは少しもない。「楽しむために活動を続けるだけだ」と彼らは語る。

原題 It Was 50 Years Ago Today
制作 BBC (英国 2007年)

BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ビートルズ解散40年> クレムリンを揺るがせたビートルズ
1月9日 11:10~12:00 NHK BS1
1960年代、ソ連政府は西側諸国のロックを固く禁じた。ソ連の文化を汚すものとして考えられていたのだ。もちろんビートルズを聴くことは許されず、密輸レコードは次々に没収、廃棄された。しかし、若者たちは様々な方法でビートルズの音楽に触れようとした。使用済みのレントゲン写真に音を刻み込んで作られた海賊版レコードまでもが密かに売られ、若者たちの心をつかんでいった。やがて、ソ連全土でビートルズに触発された若者たちがロックバンドを結成するようになる。テーブルの板や電話の受話器を利用したギターが作られ、プロパガンダ放送用の拡声機がスピーカーとして使われた。こうしてビートルズの音楽は社会主義体制下で抑圧されていた若者たちの心を解き放っていく。そして、それはソビエト崩壊の原動力の一つになったとさえ言われている。番組はロシアの今を取材。ビートルズに生涯を捧げてきたスーパーファンや音楽関係者、さらにイワノフ現副首相などのビートルズ世代が登場する。ビートルズが彼らの人生をどのように変え、ソビエトの崩壊にどのような影響を与えたのかを探る。2003年に赤の広場で行われたビートルズのメンバーによる初めてのコンサート、2008年にキエフで行われたポール・マッカートニーのコンサートなど貴重な演奏も楽しめる。

原題 How the Beatles Rocked the Kremlin
制作 BBC / Blakeway Productions (英国 2009年)

BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ビートルズ解散40年> サイドマン ~ビートルズに愛された男~
前編 1月9日 13:10~14:00 NHK BS1
後編 1月9日 14:10~15:00 NHK BS1

クラウス・フォアマンはビートルズのメンバーと一番親しいミュージシャンと言われたベーシスト。スチュアート・サトクリフがビートルズを脱退した直後。こんな会話が交わされた。「ベースを僕にやらせてくれないかな」「ごめん。ポールがベースを買っちゃったんだ」 ジョン・レノンに参加を断られたのはクラウス・フォアマン。ビートルズがハンブルクで活動していた時、いつもそばにいたドイツ人ミュージシャンだ。その後クラウスはロンドンに渡りジョン、リンゴ、ジョージのソロアルバムに参加。メンバーの生涯を通じて多くの時間を共有した親友でもあった。またデザイナーとして「リボルバー」や「アンソロジー・シリーズ」のジャケット・デザインを手がけた。クラウスは70才を記念して自らのアルバムを作ることを決意。カメラは旧友とセッションを重ね、曲を作り上げていく過程に密着する。ポール、リンゴ、カーリー・サイモン、ジョー・ウォルシュ、ジョージ・ハリソン夫人やツィッギーらが次々と登場する。番組はビートルズとの思い出や秘話をつづりながら、クラウス・フォアマンの半生と旅路を描き出す。ポール、リンゴらとの年輪を感じさせるレコーディングセッションの様子も必見。

前編ではレコーディングのために駆けつけたリンゴ・スターをはじめとした旧友ミュージシャンたちとの演奏、ポール・マッカートニーのスタジオでのセッションやアルバムジャケットをデザインすることになったきっかけなどの思い出と共に1960年代初めのドイツのハンブルグでのクラウスとビートルズの出会いなどが描かれる。クラウスは初めてビートルズの演奏を聴いた時から彼らの音楽に夢中になったと語り、一方、ポールたちも当時 美術の専門学校に通っていたクラウスの芸術家風ファッションに憧れたという。その後もビートルズのメンバーはレコーディングなどの忙しいスケジュールの合間を縫ってクラウスとの交流を続けた。やがて、広告デザイナーとなったクラウスはロンドンに移り、ジョージやリンゴと同居するようになる。広告デザイナーとしてのクラウスはヴォーグ誌のためにモデルのツィッギーと仕事をするなどの活躍をするが、ベーシストとしても引く手あまたとなり、ロックバンド「マンフレッド・マン」で多くのヒット曲に携わる。

後編ではクラウスが米国に渡り、ジョン・レノンの「ザ・プラスティック・オノ・バンド」やジョージ、リンゴのソロアルバムに参加した際の彼らとのミュージシャンとして、さらには友人としてのプライベートな関係などにスポットを当てる。又、クラウスはジョン・レノンの名曲「イマジン」のレコーディングにも参加した。他にもクラウスと音楽活動を共にした音楽プロデューサーのリチャード・ペリーやシンガーソングライターのカーリー・サイモンなどがクラウスとのレコーディングのエピソードやベーシストとしての彼の才能とその音楽性について語る。その後、クラウスは米国の音楽業界の金や酒、薬にまみれた状態に嫌気がさし、ドイツに戻る決心をする。ドイツでは乞われていくつかのバンドのプロデュースを手がけるが、音楽活動よりも家族との生活を最優先する数年間を過ごす中、やがて再び絵を描くことへの熱意がよみがえり、ビートルズと過ごした日々を描くようになった。70歳となった今、クラウスはこれまでの人生を振り返りつつ、今までどおりの自然体で流れのままに生きていきたいと静かに語る。

原題 All You Need is Klaus
制作 Kick Film (ドイツ 2009年)


BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ジョン・レノン没後30年> 世界を変えたイマジン
前編 1月9日 15:10~16:00 NHK BS1
後編 1月9日 16:10~17:00 NHK BS1

ジョン・レノンが作った名曲「イマジン」。今も世界各地の人々に歌い継がれるこの曲が生まれた背景や世界に与えた影響をジョンの生前の映像、オノ・ヨーコのインタビュー、今も「イマジン」を心のよりどころにしている人々の言葉を通して描き出す。又、「イマジン」という言葉、歌詞に込められた意味を哲学的に読み解き、さらに専門家による楽曲の音楽的分析を行い、曲が多くの人々の心に刻み込まれてきたその訳を紐解く。

前編では「イマジン」の誕生に欠かせなかったジョンとオノ・ヨーコの出会い、そして彼らの幼少期の体験や抱えていた苦悩がこの歌に込められたメッセージと深く関わっていることを当時の二人の映像やインタビュー、二人と親しかった友人などの証言を交えて描く。又、英文学者・音楽学者・精神科医などの分析をもとに「イマジン」の歌詞やメロディーがどのように聴く人に哲学的、精神的な影響を与えているかを明らかにし、9.11同時多発テロの後、多くの遺族が「イマジン」に慰めを求め平和への思いを新たにしたことを振り返る。一方、この歌がノーベル化学賞受賞者や宗教家、アーティストなど、様々な分野の人びとにインスピレーションを与え続けている様子も紹介する。

後編ではソ連崩壊とその後の混乱の中でこの歌に支えられたグルジアの若者たち、イラク戦争反対運動にこの歌を掲げた政治家や公民権運動家、「イマジン」が薬のような役割を果たし、重い鬱症状から脱することができたと語る男性などが登場する。そして、ニューヨークのセントラル・パークにある「イマジン」と刻んだイマジン・サークルに毎年ジョンの命日に集まる人びとや「イマジン」の歌詞を偽善だと批判しながら、それでも人々はそれに頼るしかないと語るジャーナリストの言葉、さらにはグルジアのレノン信奉者が彼の像を建てようと計画していることやリバプールのジョン・レノン空港のレノン像が聖堂のような場所になっている様子などを紹介し、この歌とジョンがかつての賛美歌や教会に代わって多くの人々にある種の「救済」をもたらしていることを描き出す。

原題 Imagine, IMAGINE
制作 ORF / BBC (オーストリア / 英国 2003年)

Source: NHK

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